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ヤマには悪いけどお節介。
俺らの関係を邪魔して欲しくない。勿論伊野ちゃんの態度のせいだと思う。
思わせぶりな態度。伊野ちゃんはそういう所あるから、だから色んな人引き寄せちゃうんだ。
そうだ、ヤマにも見せてあげようかな。
伊野ちゃんの美しい姿。でもね、今は閉じ込めておくんだ。
外に出たらすぐそうやって引き寄せちゃうから。仕事でしか外になんで出さないよ。
仕事も終わり、疲れて眠っている伊野ちゃんと俺を乗せた車は、家に着いた。
ヤマが伊野ちゃんの事、連れて帰ろうとしてたけど伊野ちゃんも嫌がってたから引き剥がしてきた。伊野ちゃんも俺の与えた環境に慣れつつあるって事だ。ヤマは心配そうにしてた。俺を不思議そうに見ていたけれど、きっと俺が彼氏だなんて想像もしていないだろう。
「んー…ついた？」
大きなあくびをする伊野ちゃん。
「うん、着いたよ。」
俺の家。
伊野ちゃんと、俺の家。
ーーーーーーーーーーーーー
篠崎に伊野ちゃんを委ねる。
「じゃあね」
「…また、こいつと？」
伊野ちゃんは篠崎を指さす。
「そうだよ」
捨てられた子猫みたいな顔をする伊野ちゃん。
俺から離れるの、そんなに嫌？
かわいいなぁ、それが見たかったんだ。
俺の求めてた、俺だけを見る伊野ちゃん。
でもまだ、足りない。
ばいばい、伊野ちゃん。
カメラで見てるから、大丈夫だよ。
ガチャ、ガチャ
自分から鎖を嵌める伊野ちゃん。あっという間に慣れちゃって。
カメラ越しの伊野ちゃんを観る。
『ねぇ、ご主人』
ちゃんとペットになりきってくれる様になった。本当に伊野ちゃんはいい子。できる子。俺の彼女。
『今日はもう寝たいよ』
あまえちゃって。眠そうな目。車の中じゃ寝足りなかったんだね。
でもダメだよ。伊野ちゃんは、ペットでしょ？
『ダメだよ』
『ちぇ』
『今日は裕翔くんからプレゼント貰ってるから、それで遊ぼうか』
ふふふ、伊野ちゃん、喜んでくれるかな。楽しんでくれるといいな。
『えっ』
ちょっと嬉しそうな顔をする伊野ちゃん。
篠崎はポケットから塗り薬を取り出す。
『これ、なーんだ』
『…？』
伊野ちゃんにとって長い夜が始まる。
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くま(プロフ) - 伊野尾 稀徠さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2018年3月11日 0時) (
レス) id: bc6d34d2eb (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾 稀徠 - とても面白いですこれからも頑張ってください (2018年3月10日 21時) (レス) id: 14c2650ddd (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - ゆうみさん» かなり長かったでしょう…笑笑ありがとうございます！ (2018年2月11日 7時) (レス) id: 7736ce47cf (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - 一気に読みました！続き楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2018年2月10日 10時) (レス) id: 5564a3435c (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - 、さん» すみません(>_<;)外します。 (2018年2月6日 6時) (レス) id: 0ea2e9555b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くま | 作成日時：2018年2月6日 0時
