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Side ar
衝撃で完全に俺のブツは萎えてしまった。
伊野ちゃんは静かに人差し指を口に当て、キッチンへ行ってしまった。
何をしようというのだろう。
盗聴されているのに。盗聴器があるのに。
それも伊野ちゃんのバックに。
持ってきたのは、ナイフ。そし誰ごっこでもやるつもりか。
「なんだこれ、ゲッ、ゴキブリじゃん」
ダンっっ
「何すんの伊野ちゃん！！！！！！！」
「ちょっと静かに。」
どうみても盗聴器なのに。分かっててやっている。伊野ちゃんは至って冷静だ。そういう所ほんと今も昔も変わらない。
伊野ちゃんはナイフで盗聴器をぶち叩いた。正直全く意図が取れない。
「これ、ちょっと考えた方がいいね、先生続きはまた今度しよう」
「う、うん…」
また続きをする気ではある訳ね。
お互い服を着てリビングに座り込む。
コトっ
「これはどうみても盗聴器だったよね、なんで壊したの？警察に出したら誰が分かるじゃん」
「もし、俺達のしてた事をメディアに回されたらどうする？」
「あ、確かに」
「それにこういう事するのは大体目星付いてるんだ、ごめんね、道連れにして」
「だっ誰？！」
「裕翔」
は？
何言ってるの？
大事な彼氏なんじゃないの？
なんでそんな簡単に大事な人を疑うの？
「そんな訳ない、って思ってるでしょ」
俺の思ってる事をポンポン見抜いてしまう頭のいい伊野ちゃんは、
好きだけど、嫌いだ。
「いくら伊野ちゃんでもそれはない。有り得ない。裕翔がこんな事する訳ないじゃん」
「正直な考えを言っただけ。理由もちゃんと聞いて」
「どんな理由であれどそんな訳ない。伊野ちゃんなんかおかしいよ」
カチンときて声が大きくなる俺とは反対に伊野ちゃんは何も変わらない。
普段全く怒らない伊野ちゃんはたまに、ほんのごく一部の人だけにこういう面も出す。
あんな真面目な裕翔に限ってそんな事するわけが無い。
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くま(プロフ) - 伊野尾 稀徠さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2018年3月11日 0時) (
レス) id: bc6d34d2eb (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾 稀徠 - とても面白いですこれからも頑張ってください (2018年3月10日 21時) (レス) id: 14c2650ddd (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - ゆうみさん» かなり長かったでしょう…笑笑ありがとうございます！ (2018年2月11日 7時) (レス) id: 7736ce47cf (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - 一気に読みました！続き楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2018年2月10日 10時) (レス) id: 5564a3435c (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - 、さん» すみません(>_<;)外します。 (2018年2月6日 6時) (レス) id: 0ea2e9555b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くま | 作成日時：2018年2月6日 0時
