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「おはよう伊野ちゃん」
「ん…？んんっ？」
朝。目が覚めたら裕翔の顔がどアップ。
良かった、俺、服着てる。本とかよくわかんない置物は大ちゃん持って帰ってくれたし。
裕翔にきっと、バレてない。
ここでバレては困るのだ。
「昨日は伊野ちゃんと全然話せてないから伊野ちゃん不足だよ〜」
「なに言ってるの裕翔。俺もだからそれ！」
裕翔が俺の髪を撫でる。俺は裕翔の頬をびよんと伸ばしてみる。
「伊野ちゃん、それ意外と痛っいたたたた」
「えーマジ？俺にやってみて、ほれ、ほれ」
頬に手を当ててみる。この前の撮影の時やってみたらカメラマンさんが連写してたからこれは裕翔も喜ぶかな、と思った。
「えーちょっとまってあざとい、カメラ持ってくるわ」
「もーー！！！仕事じゃないんだから」
でも嬉しい。ゴソゴソカメラを取り出す裕翔。
ちょっとは恋人らしい会話も弾むようになってきたと自分でも思う。
「同じ顔二度もするのって難しいんだよ〜」
「伊野ちゃんお仕事アイドルじゃなかったっけ？」
「も〜しょうが無いなぁ〜」
ｶｼｬ､ｶｼｬ
今日は裕翔と2人。オフの日。
ピクニックとか行きたいな、職業上バレると大変だからそれは難しいかな。
「ゆーと、どっか出かけよーよ」
「ん〜？いいね、どこ行く？」
「あー、でも家でのんびりもいいなぁ」
「優柔不断だなぁ。確かにね、伊野ちゃんの手料理食べたいなぁ」
「裕翔の方が細かい作業得意じゃんか！」
「彼女のご飯ほど美味しい物なんて無いんだよ」
「…」
惚れるよこんなの。こんなイケメンにご飯作ってって言われて断れる訳。ちなみに大ちゃんなら断ってたなぁ。
軽く作ろうとキッチンへ向かう。
「ちょ、ちょ、どしたの」
ハムを小さめに切ろうとしたら、裕翔が腰に手を回してきた。
「言ったでしょ、俺は伊野ちゃん不足。」
「包丁危ないからダメだってば」
ぎゅーと背中から離れない裕翔。今日はいっぱい甘えてくるなぁ。昨日は大変な仕事だったのかな。
ーーーーーーーー
「美味しい〜！伊野ちゃんやればできる子！俺のお嫁さん！！」
ちょっといつものにアレンジを加えてみた朝食。
「えっそこまで！？あ、ありがと」
バクバク食べる裕翔。可愛い。
「昨日の仕事ちょっと大変だったから、本当に伊野ちゃんは心の癒し。」
ちゅ
ほっぺにキスされた。
今日の裕翔はやっぱりいつもとちょっと違う。
優しくて、イケメンで、
可愛い。
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くま(プロフ) - 伊野尾 稀徠さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2018年3月11日 0時) (
レス) id: bc6d34d2eb (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾 稀徠 - とても面白いですこれからも頑張ってください (2018年3月10日 21時) (レス) id: 14c2650ddd (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - ゆうみさん» かなり長かったでしょう…笑笑ありがとうございます！ (2018年2月11日 7時) (レス) id: 7736ce47cf (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - 一気に読みました！続き楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2018年2月10日 10時) (レス) id: 5564a3435c (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - 、さん» すみません(>_<;)外します。 (2018年2月6日 6時) (レス) id: 0ea2e9555b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くま | 作成日時：2018年2月6日 0時
