第九話 ページ10
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「姫様、ここは文官が大事な仕事をするところですので」
何故だかシンディアには何の教育も施されず(きっと本人が勉強なんて嫌だと突っぱねたのではないだろうか)、わたしは大体暇をもて余していたので、王宮内を探検して時間を潰していた。歩くだけでひそひそ陰口を叩かれたり、睨まれたりして居心地は悪いが、異文化を肌で感じられて案外楽しめるのだ。腕の中のケルベロスは今にも殺気を放ちそな勢いで顔を顰めている。ケロちゃん、笑顔だよ、笑顔。他の人に不審がられちゃうじない、その顔はもう子供に人気のぬいぐるみじゃないよ。
いつもの通り、ケルベロスをつれて王宮内を巡っていたのだが、知らず知らずの内に行政のゾーンに踏み込んでいたらしい。葬式の時のそばかすの青年(彼の名は確かジャーファルさん)に姫様と呼び止められ、わたしは戸惑いながら頭を下げた。
「すみません。次から気を付けます」
ジャーファルさんは微笑みを崩して目を瞬かせた。まるで奇怪なものを見たように。
彼はわたしを数秒見詰めると、そう言えば最近お召し物が違いますねと話を振った。
シンディアはまだ十一、二歳程のはずなのに、胸元の開いたものやスリットの入ったドレスばかり所持していて、わたしには敷居が高かったので、侍女さんになるべく普通の地味なものをと頼んだのだ。元のドレスは全て売りに出してもらい、年相応なワンピースを着るようにしている。このワンピースだって、きっと相当値が張るものなのだろうけど。
「は、はい。わたしにはまだ早いデザインだったので」
曖昧に言葉を濁したわたしに首を傾げながら、ジャーファルさんはそうですかと頷くとケルベロスをちらりと見てまた首を傾げる傾げると、仕事があるので失礼しますと小さく腰を折った。
(いまあのぬいぐるみから殺気を感じたような…)
(ケロちゃん、ちゃんとしてよ、ジャーファルさん勘ずかれちゃつたかも知れないじゃない！)
(せやかてわいはあいつの前で表情を作れる気はせんわ)
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
この書き方面倒くさい…。絶対途中から手抜きになると思うんだよな、そうなっても読んでくれますか！？
でももうすぐ新学年始まるから更新遅くなるかもしれません、それでもお願い見捨てないでぇ！
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HARU(プロフ) - 音宮あおいさん» コメント有難うございます！最近忙しくてお話のほうも不完全燃焼が多くなって手抜き感がじわじわと広がっていくと思いますが、これからもよろしくお願いします(*´ω｀*) (2015年10月4日 17時) (
レス) id: 1ddf4d0ed1 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - リンさん» はい頑張ります！！第二部のほうもちびちびやっていきますので、これからもよろしくお願いします(*´ω｀*) (2015年10月4日 17時) (レス) id: 1ddf4d0ed1 (このIDを非表示/違反報告)
音宮あおい(プロフ) - はじめまして。さくらちゃんの本音がリアル過ぎて泣けてくるし、そんなさくらちゃんの心の支えになってくれてるケロちゃんが可愛すぎます！更新頑張ってください！ (2015年10月1日 19時) (レス) id: e83c49882d (このIDを非表示/違反報告)
リン(プロフ) - ずっと更新待ってました！続きがきになります！更新頑張って下さい！楽しみにしてます(*´ω｀*) (2015年9月24日 23時) (レス) id: 3f318786d5 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - 刹那さん» 私の小説を面白いと言ってくださる方がいるなんて…！歓喜極まります(*´ω｀*)読者様のおかげで第一部完結することができました！レス遅くなってすいませんです…。 (2015年9月20日 20時) (レス) id: 1ddf4d0ed1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HARU | 作者ホームページ：http://artemis
作成日時：2014年4月4日 3時
