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翔side
目を覚ましたって情報をもらったけど
なかなか和君に会えなくて…
潤君に頼んだ事もあったな…
結局、潤君からは、『面会はまだ…』って返事でさ…
相葉ちゃんも、俺も…会いたくて…会いたくて…
勿論、一番会いたくて仕方ないのは智君で
日に日に食が細くなって
どんどん生気を失っていく智君を見ているのが辛かった…
翔「なかなか和君に会えなくてさ……このままじゃ、智君がダメになるなって…相葉ちゃんと話した……」
和「ごめん…あの頃は、自分の弱い姿見せたくなくて…皆を拒絶してた…」
翔「知ってる？俺達さ、潤君との約束破って…リハビリしてる和君を見に行った事…あるんだ(^o^;)結局、潤君に見つかってさ……めっちゃ怒られて…呆れられた…(苦笑)」
和「ﾌﾌｯ♪後から聞いた(笑)ジュース買ってから病室行くって、先に戻ってって言われてさ…病室で潤君待ってたら、手ぶらで戻って来たからさ…『潤君…ジュースは？』って聞いたら、『…忘れた…』って(笑)あの時…皆の事説教してたんだ…って後からわかった(笑)」
翔「フハハ( *´艸)病院に行くときだってさ…なんか子供に戻ったみたいにワクワクしてさ…３人で、真夏の河川敷を全力疾走してさ…ﾌﾌｯ♪後から…後悔(苦笑)若くないな〜って、３人で息切らせて……でも、それくらい、皆、和君に会いたかったんだ(*^-^*)」
和「ﾌﾌｯ…ありがとう…でも、大学生だったんだから…まだまだ若かったでしょ？(笑)」
翔「いやいや…長年体動かしてないと…キツいのよ…(;´д｀)」
和「そんなもん？」
翔「そんなもんよ…(苦笑)…さて！夕飯決めてる？」
和「…全然…」
翔「だと思った♪フランス仕込みの料理を振る舞うよ(*^O^*)台所、借りていい？」
和「…フランスに料理を習いに行ってたの？(笑)」
翔「んな訳ないでしょ…(-.-)ちゃんと絵の方も勉強してきたし……」
和「ﾌﾌｯ♪冗談だって……(^-^;台所…好きに使ってね♪」
翔「はいは〜い♪じゃ、片付け頑張ってね♪」
和君を部屋に残し台所に向かう
ここに来る前に買い込んだ食材をみて
翔「さて……美味しい料理…沢山作るぞっ！」
気合いを入れて包丁を握る
和side
トントントンって軽快な包丁の音が響いてくる
黄色の表紙の日記帳を閉じる
この日記帳には、心筋梗塞で倒れる前までの記録…
段ボールに日記帳を置き
違う段ボールから片付け始める
和「…ふぅ〜…あとは、あの段ボールだけだな…」
台所からいい匂いがしてくる…
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作者名：arashiwistomo | 作成日時：2018年11月8日 14時
