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〜(初恋) ページ7
この場所……
家の前の道路で思い出すのは
やっぱり……
入学式の日の事かな……
その日まで、何の疑いもなく
和君を女の子だって思っていた俺…
黒いランドセルを背負った君に
雅『…ランドセルの色……間違ってるよ……』って言ったらさ…
和『僕は男だっ！………バカっ！』って真っ赤な顔をした君に
本気で怒鳴られたよね(笑)
雅『えぇ〜！……』ってパニクってる俺に
ちょっと呆れながら
和『………まー君！………早く！……』って…
初めて君が
俺を〈まー君〉って呼んでくれて…
凄く嬉しかった事…
覚えてる…
この時
改めて…俺は〈君が好き〉って思ったんだ…
性別なんて…関係ない
好きになってしまったんだから
仕方ないじゃん…
この時から
俺の片思いが始まった…
目を細め…
玄関の外を見つめる…
小さい頃の俺と和君が
元気に走って行く……
そんな光景が蘇る…
『まー君っ！……早く早く〜＼(^o^)／』
『待ってよ！和君〜＼(+_＜)/』
『フハハハ〜♪』
『アハハ(*´∀`)♪』
懐かしい日々の光景が見えるようで……
雅「懐かしいな………」
ポツリと呟き
その場で暫く
思い出に浸る……
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作者名：arashiwistomo | 作成日時：2018年10月16日 9時
