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和side
和母「………そんな……」って驚きを隠せないお母さん
わかるよ…その気持ち
俺と潤君も同じ気持ちだったから…
和母「………お礼は智君のご両親に、改めてしに行くわ……だって智君私の事もわからないものね……」って少し淋しそうに言うお母さん
和「ん…そうしてくれる？……じゃあ、学校行ってくるね」
お母さんに手を振り家を出る
学校の校門の前…
潤君の姿
潤「…和…おはよう(^^)」
片手を軽くあげ優しく微笑みかけてくれる
この大切な親友に…
これ以上心配をかけさせたくない
和「おはよう！潤君＼(^o^)／」
とびきりの笑顔を張り付けて、潤君の側に行く
そのすぐ後ろから
横「おはよう！朝からすげぇ〜レアな潤君の微笑み…頂きました〜！( v^-゜)♪」
錦「ニノミ〜にしか見せない笑顔だよね…あんな優しい顔の潤君初めて見たよ…(*ﾟДﾟ*)」
潤「…うるせぇ〜よ…勝手に見てんじゃねぇ！」
二人にいじられて、照れてる潤君
和「………ﾌﾌｯ…」
自然と笑顔になる
横「ニノミ〜…目…真っ赤だけど……」
錦「…瞼も腫れてるような…大丈夫？」
二人が俺の顔を覗き込んでくる
和「ﾝﾌﾌ…ゲームし過ぎて、寝不足〜」って誤魔化す
横「本当、ゲーム好きだな〜(笑)」
錦「…やり過ぎ禁止♪１日一時間ね♪(笑)」
和「無理……」なんて話してたら
潤「…和……」って何か言いたげな潤君
ﾌﾌｯ……潤君……気付いてるよね
俺が無理して…笑ってる事
心配顔の潤君に
和「ん？…何？潤君(^-^)」
気づかない振りして笑顔で尋ねる
潤「…うぅん……何でもないよ…」
ごめんね潤君……
ありがとう…
横と錦とお喋りしながら教室に向かう
そんな俺達を見つめながら
ゆっくり後ろを歩く潤君
君は俺の気持ち……全部わかってるんだね…
君のそんな優しさに
俺はいつも救われてきた…
今だって…救われてる……
★〜★〜★〜★〜★〜★
潤side
俺が智君の病室に乗り込んだ日から、10日が経った
和は相変わらず、いつも笑顔で…
でも、あの日から和は
智君の名前も、翔君の名前も、相葉ちゃんの名前も口にしない
まるで…３人と出逢う前の俺達みたいで
このまま…こんな風に日々が過ぎていけば
そのうち、和の悲しみも
智君に対する感情も
全て消えてなくなるのかも……
それなら…それでもいいんじゃないかって…
思い始める
ねぇ…和……
智君の事忘れたらさ
誰の代わりにでもなるから
お前の側に居させてくれないか？
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作者名：arashiwistomo | 作成日時：2018年9月22日 14時
