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翔side
和君は、目覚めるまで…智君も２、３日は面会謝絶の絶対安静…
両家のご両親も病院に駆けつけてくれたし
人数ばっかり多くても迷惑になるし
そろそろ、学校も始まるし…
先に帰った方がいいよね
和君と智君のご家族も
和母「…今回の事故は、不慮の事故…貴方達のせいじゃない…だから、先に帰ってて…二人が目を覚ましたら…すぐに連れて帰るから…ね？」
智母「そうよ…悪いのはぶつかってきた、マナー違反の加害者…誰も責任を感じる事はないわ」
優しい言葉をかけてくれる
翔「ありがとうございます……潤君のご家族も心配してると思うので、すいませんが、一足先に帰ります…」
潤「…おばさん…何かあったら……連絡して……お願いします…」
和母「…わかった……大丈夫だから…潤君は、いつも和の味方で、応援団長でしょ……そんな顔しないで…和を信じて待っててね…」って潤君の頭を優しく撫でる
潤「…ｳｯ……ﾋｯｸ…うん……まっ…てる…」
ずっと泣くのを我慢してたんだろうね…
しゃくりあげるように泣き出した潤君
和母「…大丈夫…大丈夫だから…」って潤君を優しく包み込み、背中をポンポンって擦る和君のお母さん…
ひとしきり泣いた潤君
潤「…ごめんなさい…もう大丈夫…俺、待ってる…和を信じて待ってる…」
ゴシゴシって涙を拭い、和君のお母さんに真っ直ぐ伝える
うん…潤君はもう…大丈夫だね…
翔「相葉ちゃん…潤君…行こうか…」って声をかける
和君と智君の荷物は、それぞれご両親が持って帰ると言ってくれたから…渡した
３人で車に乗り込み帰路につく
行きは5人でワイワイ賑やかだったのに
こんな事になるなんて
誰も何も言葉を発しない
何も食べる気にもならず
ひたすら車を走らせる
沈黙の車内…
潤君は、泣き疲れたのか緊張が解けたのか
眠ってしまった…
潤君の家にも事故の事は連絡してある
帰りが遅くなることも伝えてあったから
潤君の家の呼び鈴を鳴らすと
勢いよくドアが開き
潤母「…皆…大変だったわね…上がってお茶でも…」って気遣いの言葉をかけてくれたけど
レンタカーも返さないといけないしって断る
翔「潤君…おやすみ」
雅「またね」
潤「…うん…また…」
潤君と別れ、寮の近くのレンタカー屋さんに車を返し
相葉ちゃんと二人…寮を目指して歩く
雅「智君…脳にダメージ残ってなきゃいいけど…」
翔「うん…心配だね…」
目を覚まさないと何とも言えないけど
二人を信じて待ってるよ
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作者名：arashiwistomo | 作成日時：2018年9月22日 14時
