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悟「A、ただいまー」
傑「いい子に待ってたかい?お土産買ってきたよ」
部屋で携帯ゲームしてたら、当たり前のように合鍵で入ってきた2人に、最早ツッコむ気は失せる
『おー…待ってたぜー、俺のお土産』
悟「そこは俺の悟って言って欲しかったな」
傑「いや、俺の傑って言うところだよ」
『言わねぇよ、アホか』
帰ってきてそうそう、意味不明な事を言う2人に呆れながら言う
『任務どうだった?』
ゲームをやめ、傑からお土産を受け取ると中身を確認しながら聞く
悟「楽勝♪」
傑「あっという間に終わったよ。特級だったけど」
悟「そーそー。領域展開してきた時は少し焦ったけどな」
傑「あれは、ちょっとヤバかったね」
俺の言葉に悟がピースしながら言い、傑も頷きながら言う
領域展開の言葉にチョコを食べてた手を止めて、2人を見る
『どんな感じだった?俺まだ体験してないんだよね』
俺がそう言うと、2人は互いに見合う
悟「…それはー…内緒♡」
傑「まぁ、油断はしちゃいけないって事だね」
『はぁ??』
話そうとしない2人に、眉間に皺を寄せながら見る
『なんだよ、教えろよ。言えない内容なのかよ』
悟「んー…まぁ…?」
傑「言えないというか…言いたくないというか…?」
『なんだよ!ハッキリしねぇな』
2人の言い分に、ムスッとしながら言う
悟「(だって、その特級の術式が幻覚で、領域にAが出てきて…)」
傑「(凄く魅力的に誘ってくるから、幻覚だと分かっててもめちゃくちゃ可愛がって、愛してあげたなんて…)」
悟、傑「(言えるわけない)」
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作者名:棗 | 作成日時:2023年9月3日 21時