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1人でスタスタと歩いてる中、ふと、違和感に気付く
……んー…これは…めんどくせぇな…
そう思い、ため息吐きながら頭を搔く
『特級3体…内2体は悟達の方にいる。まぁ、一緒にいるなら問題ねぇだろ』
千里眼で視ながらそう呟き、目の前の特級を見据える
呪霊は余裕ぶってるのか、ニタニタと笑いながら、手に呪力を乗せ投げてくる
『ハッ…ナメんじゃねぇよ…んな激弱な攻撃当たるかよ』
常に発動してる結界によって、呪力が消滅する
『お前…最近特級になったんだろ?だから、俺がトクベツに教えてやるよ…。いいか?相手をいたぶって遊ぶ場合は弱ぇ奴には、さっきみたいな呪力だけでも効果はある。だが、俺みたいな相手には…』
そう言いながら、手の上に氷の氷柱を数本出す
『本気で殺らねぇと、死ぬぜ?【氷矢】』
ニヤリと笑みを浮かべ、一気に呪霊へ飛ばす
呪霊「っ?!」
猛スピードで飛んでくる氷柱を必死に避ける
『へぇ…やるじゃん。じゃ、本数増やしてみようか…』
そう言い、さっきの2倍の氷柱を出し、飛ばすスピードも上げる
またもや必死に避けるが、スピードに追いつけず、色んな場所に氷柱が刺さる
『クス…特級の癖にこれぐらい避けれねぇの?ダッサ…』
最大限に煽り顔で煽ると、呪霊がキレた
そして、周りの瓦礫や岩を操り、こっちへ飛ばしてきた
『ふーん…少しは考えたね。でも、こんなんじゃ俺は倒せないよ【崩壊】』
そう言い、片手を前に出せば、手に触れた瞬間パラパラと瓦礫や岩が崩れていく
呪霊「?!?!」
その様子に呪霊は驚きを隠せないらしく、戸惑いが見える
『本気で俺を倒したいなら、そうだな…宿儺の指を取り込んでから出直してきな【凍結】』
そう言い放ち、一瞬で呪霊を凍らせる
『次…生まれ変わる時は幸せな世界であるように…』
ポツリといつも祓う前に言う台詞を呟けば、パチンッと指を鳴らして、氷ごと呪霊を粉々にして祓う
『ふぁぁぁ…さーて、終わった終わったー…。アイツらはちゃんと祓ったかねー…』
キラキラと消えていく呪霊を見送った後、欠伸をしながらそう言い、元来た道を戻る
暫く歩くと、遠くからでも分かるシルエットが2つ見える
悟「!A!無事か?!」
傑「スタスタと行ってしまうし、立ち塞がるように2体も特級が出て、追いかけれずに心配していたんだよ?」
そう言って、走って近寄ってくる
『うん、無事だよ。てか、2人で何か話してたし…』
流石に心を読んだ内容は言えず、濁しながら言う
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作者名:棗 | 作成日時:2023年9月3日 21時