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『………は?』
硝子の言葉が理解出来ず、間抜けな顔で聞き返す
硝「だから、恋人にするなら夏油と五条、どっち?」
『いや、なんでその二択??硝子や冥さん、歌姫パイセンならまだしも…』
聞き間違いではなく、更に頭に疑問符が増える
硝「んー…何となく?ほら、早く答えろよ」
『えー……………』
理不尽な答えに納得出来ずにいるが、早くと急かされ考えるも、選択肢がクズ2人となると中々答えが出ない
『………パスあり?』
硝「なし」
『oh......』
少しの希望を願い、聞いてみるが、即答で否定され、打ちひしがれる
硝「てかさ。Aも結構満更でもないだろ」
『は?!』
硝子の言葉に心外だと表情に出す
硝「だってお前、2人といる時…表情柔らかいし。ぶっちゃけ私といる時よりも」
『嘘だろ…?』
硝「マジ」
『Jesus!』
硝子にも同じことを言われ、ショックを受ける
マジで自覚ない!そんな分かりやすいほど、緩んでんの?!
ショックから立ち直れない中、硝子が真剣な顔で話し出す
硝「もしさ、アイツらがAのこと好きだと言ってきたらどうする?」
『え…』
硝子の言葉に心を読んだ内容を思い出す
『……そ、れは…わかんねぇけど…。でも、アイツらって男が好きなんだろ…?』
硝「は?」
俺の言葉に今度は硝子が驚いた
『実はー…』
そう話だし、イタズラのつもりで心を読んだことと内容を話した
勿論
一応、友達だし…
すると硝子は悩む素振りを見せたあと「どう思った?」と聞いてきた
『どうって…男が好きなんだな…と』
硝「ブフッ…なるほどな…。こりゃあ、アイツら苦労するな…くくくっ…」
『?』
俺の言葉に硝子は可笑しそうに笑う中、俺は意味が分からなかった
〜後日〜
硝「よぉ、クズども。いい事教えてやろうか?」
悟「なんだよ」
硝「この前、お前らが夜蛾せんに説教食らってる時にAに恋人にするなら、五条と夏油、どっちがいいか聞いてやった」
傑「!結果は?」
硝「ワンカートン」
悟、傑「どうぞ!」
サッとお互いにワンカートン差し出す
硝「必死すぎてウケるwwwww」
悟「それで」
傑「どっちを選んだ?」
硝「選べなかった、が答え」
悟、傑「え?」
硝「悩みに悩んで選べなかったんだよ。良かったな?」
悟「うーん…それはそれで…」
傑「喜ぶべきか…悲しむべきか…」
何とも言えない2人に家入は楽しそうに笑っていた
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作者名:棗 | 作成日時:2023年9月3日 21時