無口なくるくる。【ars】

ユナとの思い出 ページ6

洋服…雑貨…



帽子…







この帽子、ユナが買ってきてくれたんだっけ…






…





実感…わかない



こんなことってあるの？



同居してた親友が…交通事故でいなくなるなんて。








これからどうなるのかもわかんないし…









…







色々考えたら頭痛くなってきた。






わかんない…わかんないわかんない！




寝たら、どうにかなるかな…。









＿＿＿＿＿＿





ピピピピピピピピ…





ユナがいなくなったって、

これからどうなるのかもわかんなくたって、




当たり前に今日は来る。


当たり前の当たり前…









ピンポーン




雅「おはよ！ささ！行くよ行くよー」






何が何だかわからない…




私は雅紀さんに『ちょっと待って』と手で合図して、ユナの部屋に入った。









…ユナ、今までありがと。


色々、あったよね。


ユナの知らないとこ、まだ多分いっぱいあったよね…






ふわふわでとろっとろなオムライス…大好きだったよ。





でも何よりもふわふわでとろっとろなユナの笑顔が一番好きだった。








ありがとう。じゃ言い切れないほどのありがとう。だけど、





とにかく……ありがとう。









ユナが毎日の様につけていたネックレスを私がつけて、


ユナからもらった帽子を被った。








雅「荷物かして？」








すごく思い荷物を雅紀さんはひょいっ、て持ち上げた






「((ぺこ」




雅「あ、その帽子かわいーね！」




「…((ぺこ」




雅「あっ！ネックレスも！」









なるほど、兄妹だ…

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