シェアハウスしちゃってもAぇんですか?！ (ページ3)

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玄関を抜けると、中で3つの建物に分かれていた

菜「えっと…Aちゃんが住むのは左側のA棟や」

どうしよ、やっぱり緊張してきた…

菜「みんな今レッスン行ってておらんから安心し(笑)」

『なんでわかったんですか？』

菜「自分、全部声に出てたで」

『うそ、早く言ってくださいよー』

菜「今ゆうたやん(笑)

ほら、みんなが帰ってくるまでに全部終わらすで」

幸い、今ある荷物はスーツケース1個とリュックだけだからすぐ終わりそう♪

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

菜「はーい！Aちゃんの荷物、来たんとちゃう？」

『確か明日届くはず…じゃなかった、1日遅らせたの忘れてました…』

パパたちを見送るために、こっちに来るのを1日遅らせたことを忘れてた

最悪、やっちゃった…

菜「すごい量…やな…」

部屋には大きな段ボールがたくさん積まれてる
広いから収納には困らなさそうだけど…

菜「手伝ったるから、どうにか2時間で終わらそ」

『ありがとうございます(涙)』

かれこれ2時間かけて大半の荷物は片付いた。あとはこの…

菜「あ、うち1回家に帰らなあかんのやったわ

またすぐ戻ってくるからそれまでに終わらせとき！」

『わかりました！それまでに他の方は…』

菜「今日はまだ大丈夫やで～」

ほっと胸を撫で下ろしたものの、一人で片付けながら菜央さんを待つ時間は少し心細かった