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『テヒョン!……、てひょん、?』
息が切れながら走ってやっとテヒョンに会えると家に入ったのに
どこを見渡しても彼の姿はない。
『テヒョン…っ、』
大丈夫。テヒョンのことだ、コンビニお菓子を買いに行ったのかもしれない。あの子は子供みたいな人だから、大丈夫……、大丈夫だから、
自らを落ち着かせて、テヒョンに電話をかける。
「おかけになった電話番号はおでになりません。」
『どうしてっ…、』
電話にも出ない。メッセージを送っても既読にならない……、
『BARなら、』
時計を見れば、もうBARがOPENする時間。
慌てて財布と携帯だけを持って飛び出る。
大丈夫。テヒョンなら、ごめんね?ってすぐ目の前に現れてくれる…
大丈夫。きっと大丈夫だから。
絡まりそうになる足なんて気にしてられない無我夢中で走って、BARの扉に手をかければ、
NJ「いらっしっ…、Aちゃん、?」
私の慌てように目を開くナムジュンさん。
『ナムジュンさん!!テヒョンは?テヒョンはどこに?』
NJ「お、落ち着いて…?…テヒョンなら、もう店を辞めたよ…?」
ねぇ、テヒョン。
どうして?待ってるって言ったじゃん。行ってらっしゃいって言ってくれたじゃん、……
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作者名:yumiya | 作成日時:2020年7月10日 0時