一目惚れ（黄） (ページ45)

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それからはしばらく会えてなくて

体実の集まりでもAちゃんは忙しそうにしててなかなか話せる時間はなかった。

もうそろそろ夏休みが終わってしまうくらいの頃に

大倉がうちでダラダラしに来てた。

大「あ、そういえば亮ちゃん、Aちゃん花火大会誘った？」

「今年の花火大会何日やったっけ」

大「今週の日曜」

「誘ってへん」

大「何してん、誘わな」

「来るかな」

大「なに言ってんねん、行くやろそりゃ」

「何を根拠にそんな自信満々やねん」

当たり前のようにそう言う大倉に少し違和感を覚えながらそう言う

大「もうそんなこといいから！誘いなって〜」

「後でラインするわ」

大「今」

「なんでやねん」

大「思い立ったが吉日やん」

「うるさいな、誘うわもう」

そう言ってAちゃんとのトーク画面を開く

誘うなんて緊張するから嫌やわ

錦戸亮今週の日曜空いてる?

「はい、誘ったで」

大「なんてくるかな〜」

「今部活中やろ」

大「いや、昼休み」

「…お前、なんで知ってんねん」

大「だっていまの時間普通昼休みやろ」

そう言うから時計を見たら12時半すぎを指していた。

「それもそうやな」

そう言ってAちゃんからの返信を待ってた。