一目惚れ（黄） (ページ32)

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教室に戻ると、まだ男子は前で騒がしく戯れていた。

席に戻ると大倉が

大「りょうちゃん、何して来たん？」

と、驚いた顔で聞いてる。

俺がこんな行動起こすことなんてあんまないもんな

「いや、別に」

大「なんやねん、もったいぶらんと教えてーや(笑)」

「ただ」

大「うん」

「一緒に帰ろうって言って来ただけや」

大「ふ～～～～～～～ん」

「なんやねん」

大「いや？珍しいな思って、りょうちゃんがそんなことするん」

自分が一番驚いてるわ、ぶっちゃけ

「そんなことないわ」

大「ま、作戦大成功やったんとちゃう？(笑)」

「は？」

大「だってほら」

大倉が顎で指した方向には

田「振られる以前に告白するチャンスも与えてくれへんのかーーーーーー(泣)」

男１『まあまあ(笑)』

男２『相手は(人1)Aやぞ、どうせ無理や(笑)』

田「神様は不公平や、、、、、、、」

大「な？Aちゃん、亮ちゃんとの約束あるから断ったんやろ」

安心したとかよかったとかじゃなくて

Aちゃんが何より俺との約束を優先してくれたことがただただ嬉しかった。

大「嬉しそうにしちゃっても～(笑)」