74 ページ25
-Mside-
一目惚れした瞬間
一気に独占欲が襲い掛かってきて
"誰にも渡したくない"
その思い一心で話しかけた
話していると案外ケロッとしていて
話しやすかったし意外とよく笑う
でもその笑う時に手の甲で口を押える仕草とか
背の高さ的に上目遣いになるその茶色い瞳に
何度も胸が高鳴った
その日をきっかけに毎日和と一緒に行動した
行きも、帰りも
トイレだって昼飯だって移動教室だって
常に和の隣を取られないようにと守っていた
そんなこんなして和に想いを伝えれないまま
時間は過ぎて行き
冬休みに差し掛かる頃
俺の家で宿題をする事も毎日の日課になってきてた時
ふとショウさんみたいな事を口にした
.
M「俺さ、まだあまり和の事知れてないから色んな事教えてほしいだよね」
宿題も終盤になって来た頃、
少し休憩と
オレンジジュースを口に含みながら隣にいた彼に聞く
N「そんな事無いと思うけどなぁ。....あ、じゃあジュンくん聞きたい事あるなら質問してよ。俺別に言えない事とかないし、答えてあげるよ」
M「お、まじ？ん〜、じゃあ和ってどこら辺に住んでんの？」
軽く聞いた質問にまさか衝撃的な答えが来るなんて
N「ああ、ひまわりっていう児童養護施設」
.
その瞬間空気が静まり返った
思わず息を飲んでしまい、目を見開いた
M「....施設？」
N「そう。俺さ〜、親に3才の頃そこに捨てられちゃって」
"へへ"なんて弱気な笑顔を振り撒く彼
M「そうだったんだ.....。」
何か言葉を掛けたいけど
同情するなんての望んでもいないだろうし
そんなに軽々しく"大変だったんだな"なんて言えない
N「そんな難しく考えないで大丈夫だよ 笑」
言葉に詰まっているとバシンバシンと背中を叩かれる
N「...まあ、正直孤独に耐えられなくなった時もあったけどさ。今はジュンくんが居るから、すげえ楽しいよ」
心なしか恥ずかしそうにはにかみながら
ふんわりと笑うキミ
その表情にぎゅっと胸が鷲掴みされたように痛む
.
そしてこの時俺は決めたんだ
和は俺が守るって
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 399人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
amin(プロフ) - 更新楽しみにしてますね！ (2019年2月23日 0時) (
レス) id: 5b4e603a58 (このIDを非表示/違反報告)
涙(プロフ) - 澪さん» 零さあああん！いつもありがとうございます；；じわじわとくっついていくじれったい恋模様描けるように頑張ってるのでこれからも応援よろしくお願いします！返信遅くなってすみませんでしたああ；； (2017年4月3日 22時) (レス) id: 27567d4df9 (このIDを非表示/違反報告)
澪 - 少しずつまーくんの過去が明らかになってきましたね〜悲しくて胸が痛いです(;;)にのちゃんの優しさにじ〜んとしました(涙)二人のこれからの恋模様が楽しみです！山の大喧嘩も気になります〜笑 (2017年3月16日 9時) (レス) id: 37acb7d18d (このIDを非表示/違反報告)
涙(プロフ) - チョコプリンさん» はわああああ！嬉しい限りです！ありがとうございます( ; ; )気まぐれ更新ですがこれからもよろしくお願いします！ (2017年3月5日 2時) (レス) id: e5d27a27da (このIDを非表示/違反報告)
チョコプリン - 相葉ちゃんとニノくんの恋模様にキュンキュンしっぱなしです[×∀×] 応援しています!! (2017年3月3日 15時) (レス) id: 0bde908903 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：涙 | 作成日時：2017年2月27日 21時
