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第五試合でも雷門は勝利した
これで四連勝だ
フットボールフロンティアの決勝進出も見えてきたところだ
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ーー星章学園スタジアム
明日人とナミは第六試合の星章の試合を見に来ていた
「あれ？灰崎、出てないんだ」
『？』
ナミは明日人が眺めている電光掲示板を見つめた
そこには星章学園の選手の名前が載っていた
けれど灰崎の姿はない
そんなナミの背中に腕が回る『！』
「あんな雑魚相手に俺が出るわけねェだろ」
灰崎だ
「偵察とはご苦労なことだったな」と星章のジャージ姿で、ポケットに片手を突っ込み、ダルそうに言った
ナミはまるで不良にダル絡みされているような感じだ
ナミは気にせず、目をキラキラさせる
『ひさ、しぶり！』
「…おう」
どこか照れくさそうに灰崎はそう言った
「あれ？いつの間にか仲良くなってる？」と明日人はそれにびっくりしている
「偵察なんかじゃないよ。俺は灰崎のプレイが見たかったんだ！ね、ナミ！」
『(うん！)』
「ふんっ…物好きな野郎たちだぜ」
灰崎はげっそりした顔をする「(この2人毎度見るたび、目をキラキラさせてやがる)」
「それに灰崎だって俺たちの試合見に来てくれただろ？ね、ナミ」
『ねー』
ナミはニコニコ笑った
「チッ、たまたま暇だっただけだ」
灰崎はどこか照れを隠すようにそう言い放った
ナミはほんとにほんとかなー？とニヤニヤした顔で灰崎をいじくる「こんにゃろ…」
灰崎はナミの腕をぐいっ、と引っ張った
そしてほっぺにキスをする
「チュッ」
『！？』
「帝国の連中にされてただろ。いろんな男にチヤホヤされてんじゃねーぞ」
灰崎はムカムカした顔でそう言い放った
いわば、消毒というやつだ
ナミはパチパチ瞬きをする「この、うぶが」
「あっちの席が空いてるみたいだね」
すると向こうから爽やかな声が
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作者名：真灯 | 作成日時：2024年3月17日 9時
