第7話 ページ8
次の日の部活時間。
先生がスキップしながら部室のドアを開けた。
「新しい振りを考えたぞー!!」
その声にアキラはセンターは誰だ!?と問いかける。
フフフッ、と笑った先生は奏を指差した。
奏が…センターなんだ。
「今回の曲はクールっぽく。かといって静かじゃない」
中々難しいぜ、と先生は笑った。
とりあえず先生が軽く踊ってみる。
ヒラヒラと舞う白衣はやっぱり格好いいなと思ってしまう。
曲が終わるとタツキ先輩と朴が先生にかけよって教えて下さい!と騒いでいた。
「先生、格好いいですか?」
奏が私の目の前にたって言う。
その顔はどこかムスッとしたような顔だった。
「格好いいけど、奏がセンターの曲はもっと格好いいと思う」
そう言って笑うと奏は顔を赤くして顔をそらす。
ふむ、いじっていいのかな。
「あなたは…」
奏は私の手をつかみ立ち上がらせる。
「無防備すぎるんです」
そう言って、彼は私を抱き締めた。
奏の体温、吐息、耳に触れる彼の綺麗な髪の毛。
どうすればいいかわからない彼の急な甘えに私は他のメンバーに目で助けを求めるしかなかった。
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ねれぷぅ。(プロフ) - 1の奏くんでお願いします (2016年8月24日 11時) (レス) id: c6891ab3d5 (このIDを非表示/違反報告)
まゆるん - 1の奏君で/// (2016年8月24日 1時) (レス) id: f92ff9e9af (このIDを非表示/違反報告)
夏みかん(プロフ) - こんばんは!夜遅くにすみません。いつも先の展開が予想外なのでドキドキしながら読んでいます!私は1の奏君が良いです!これからも応援してます! (2016年8月24日 0時) (レス) id: d5a164153a (このIDを非表示/違反報告)
§青猫メイト§(プロフ) - 初コメ失礼します!!!いつも面白いです!僕はこの作品大好きです!後、本題ですが1の奏くんがいいです!! (2016年8月23日 23時) (携帯から) (レス) id: 26038ace52 (このIDを非表示/違反報告)
マリン(プロフ) - はっはっは。知ってるでお嬢さん (2016年8月15日 21時) (レス) id: 1e971eca8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏山@夏海 マリン | 作成日時:2016年8月13日 22時