第4話 泉side ページ5
今日も風紀委員の挨拶当番があるため、早めに家を出る。
早めといっても俺にとってはこれが普通だが。
教室に鞄を置いて挨拶を始める…
が、アキラとAの姿が見当たらない。
アキラは昨日遅刻していないが、Aは今日遅刻すると2日連続になるのでそこは見逃しがたい。
Aというと昨日のことを思い出す。
助けだからといって抱きしめるのは少し恥ずかしい。
そして彼女に笑顔を向けられると赤面になる俺もどうかしてると思う。
寝不足ですかね…。
そんなことを考えていると挨拶当番の時間は終わったようだ
アキラとAが少し気になるが、まあ大丈夫だろう
そんなことを思いながら教室に戻り、自席に座る
ガラッと音を立てて開いたドアの向こうには先生が立っていた。
先生が教卓の後ろに立ち、出席確認を取り始めると途中で止まる…
そう、アキラとAがまだいなかったのだ。
今日は先生が教室に着くのが早かったらしく、まだ遅刻の時間では無いが遅いことには変わりない。
「泉ー。お前あいつら連れてこい」
「はい。」
俺は返事をして席を立ち、校門へと向かった
校門についてみると2人の姿があった。
遅刻はしていないものの、もう先生が教室にいる時間というのに2人は話しながら歩いていた。
「二人とも、今回遅刻しなかったのは良しとします。しかし校門過ぎて二人で会話をしていたら意味がないでしょう」
そんな2人に俺は少し強ばった顔でこういった
すると2人は気づいていなかったのか、ダッシュで靴箱へと向かった…
と言いたいところだったがダッシュで行ったのはアキラだけで、Aはまだそこにいた
Aは何故急がないんだろうか
そんなことを思っていると、
「ところで、奏はなんでここにいんの?」
「先生から呼んでくるよう言われただけです」
俺は彼女の顔をみて昨日のことを思い出し、少し恥ずかしかったので目を逸らしながら言った。
そっか。とつぶやいた彼女は下駄箱に向かっていったので俺も下駄箱に向かっていった
その後は教室に戻り、歓声を浴びながら自席に座る。
「あなたの顔が見たかったから迎えに来た。なんて言えないですよ」
そうつぶやいた俺の声はHRの終わりを知らせるチャイムの音にかき消された
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進んでなくてすいません┏○┓
どうかお許しを。
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ねれぷぅ。(プロフ) - 1の奏くんでお願いします (2016年8月24日 11時) (レス) id: c6891ab3d5 (このIDを非表示/違反報告)
まゆるん - 1の奏君で/// (2016年8月24日 1時) (レス) id: f92ff9e9af (このIDを非表示/違反報告)
夏みかん(プロフ) - こんばんは!夜遅くにすみません。いつも先の展開が予想外なのでドキドキしながら読んでいます!私は1の奏君が良いです!これからも応援してます! (2016年8月24日 0時) (レス) id: d5a164153a (このIDを非表示/違反報告)
§青猫メイト§(プロフ) - 初コメ失礼します!!!いつも面白いです!僕はこの作品大好きです!後、本題ですが1の奏くんがいいです!! (2016年8月23日 23時) (携帯から) (レス) id: 26038ace52 (このIDを非表示/違反報告)
マリン(プロフ) - はっはっは。知ってるでお嬢さん (2016年8月15日 21時) (レス) id: 1e971eca8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏山@夏海 マリン | 作成日時:2016年8月13日 22時