第3話 ページ4
家に帰って課題を終わらせる。
奏の腕の感覚が今でも残っている。
下手な考えをするとまた明日も遅刻してしまいそうになるので、私はご飯とお風呂を済ませて寝ることにした。
「ふぅ…」
布団の中で心地よい眠りに落ちる。
翌日。
「遅刻だぁあ!!」
私が起きたのは8時。目覚まし時計を7時にセットしたはずが、どうやら8時にセットしたらしい。
遅刻と見なされるのは10分後。
私は朝御飯も食べず学園へと走った。
「「せーふっ!!」」
校門で声がそろう。
誰だろう?と横を見ると赤色の髪の毛が視界に入る。
アキラだ。
「お、ちゃーっすA」
「やっぱりアキラだったのね」
なんとなく安心感がわいてきて二人で顔を見合わせては笑う。
コツコツッと聞こえた足音。
私たち二人はその音が聞こえると冷や汗をかいた。
「泉…」
その顔は穏やかじゃない。
アキラはともかく私は2度目だもんなぁ。
「二人とも、今回遅刻しなかったのは良しとします。しかし校門過ぎて二人で会話をしていたら意味がないでしょう」
あ、と私は間抜けな声をだした。
ケント先生が教室にいる時間。
アキラも同じ事を考えていたようでダッシュで下駄箱へと走っていた。
「ところで、奏はなんでここにいんの?」
挨拶当番は終わってるのに。と言葉を付け加えると彼は少し詰まったように顔をそらした。
「先生から呼んでくるよう言われただけです」
そっか。と呟くと私と奏は下駄箱へ向かう。
靴を履き替え階段を上る。
ガラガラッと教室を開けると、同じように微笑んで。
「今日は、遅刻じゃないですよね?」
所々で黄色い歓声が響くのを、私は嬉しそうに笑って手を振った。
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夏山@夏海です
マリンちゃんの話にキュンキュンして悶えてました。
夢主ちゃんは今日も今日とて遅刻ですヽ(*´▽)ノ♪
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ねれぷぅ。(プロフ) - 1の奏くんでお願いします (2016年8月24日 11時) (レス) id: c6891ab3d5 (このIDを非表示/違反報告)
まゆるん - 1の奏君で/// (2016年8月24日 1時) (レス) id: f92ff9e9af (このIDを非表示/違反報告)
夏みかん(プロフ) - こんばんは!夜遅くにすみません。いつも先の展開が予想外なのでドキドキしながら読んでいます!私は1の奏君が良いです!これからも応援してます! (2016年8月24日 0時) (レス) id: d5a164153a (このIDを非表示/違反報告)
§青猫メイト§(プロフ) - 初コメ失礼します!!!いつも面白いです!僕はこの作品大好きです!後、本題ですが1の奏くんがいいです!! (2016年8月23日 23時) (携帯から) (レス) id: 26038ace52 (このIDを非表示/違反報告)
マリン(プロフ) - はっはっは。知ってるでお嬢さん (2016年8月15日 21時) (レス) id: 1e971eca8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏山@夏海 マリン | 作成日時:2016年8月13日 22時