紫色と黄色と私3 ページ48
〜タツキ視点〜
僕とAちゃんはスイーツを食べに行こうと部室を出ようとした。
ケ「待って。」
僕はびっくりした。
先生がAちゃんに後ろから抱きついている。
「先生どうしたんですか？」
タ「せ、先生！Aちゃん困ってるよ！」
僕は先生とAちゃんを引き剥がそうとする。
ケ「行かないで。」
「せ、先生どうしたの？」
タ「ほ、ほら先生！離れて！」
僕は慌てて間に割り込む。
すると先生は少しニヤッとしながら
ケ「タツキーやけに必死だなー。」
タ「ひ、必死とかじゃないよ！ただAちゃんが困ってるって思って...」
僕はAちゃんに目を向ける。
でもAちゃんは、抱きつかれたことをなんとも思っていないのか、僕と先生のやりとりを真顔で見ている。
ケ「Aそんなに嫌な顔してないぞー(￣▽￣)笑」
タ「か、顔に出してないだけかもしれないじゃん！」
...先生が言ったとおり、僕、なんでこんなに必死なんだろう。
なんで、焦ってるんだろう。
ケ「タツキー。俺がAに抱きついたことで困ってるのは、Aじゃなくてタツキじゃないか？」
タ「えっ」
先生は急に僕に話の焦点を合わせてくる。
タ「な、なんでよ！」
だ、だめだ。
ここで 赤面症がでてくると、言い訳できなくなる。
ケ「顔赤いぞー？」
そういって先生はまた、Aちゃんに抱きつく。
ケ「え、なにタツキ、Aのこと好きなの？」
タ「えぇっ！！」
先生の急な質問に戸惑う。
そ、そりゃ嫌いなわけじゃないよ。
むしろ、同じダンス仲間として、スイーツ好きとしては大好きだよ。
ケ「タツキ顔赤いー。あ、Aはどうなの？」
「私？」
ケ「Aはタツキのこと、どう思ってるの？恋愛対象として、好き？嫌い？」
やめてよ先生。
ここで答えを聞くなんて。
「うーん。恋愛対象としてかー。」
素直に考え出すAちゃん。
タ「Aちゃん！べ、別に考えなくていいんだよ！」
ケ「えーいいじゃん。Aどーなの？」
「うーん。私はねー」
Aちゃんが答える。
できれば聞きたくないかも。
「好きだよ。」
タ「えっ」
予想外の答えに僕はびっくりした。
ケ「え、まじか！恋愛対象としてだぞ？」
「うん！恋愛対象としてだよ！タツキ先輩も好き！」
ケ「...待って。タツキ先輩、も？」
タ「もってなに？」
ただ言葉を間違えただけ？他にも好きな人がいる？
どっち？
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ふっぴー(プロフ) - ねこさん» リクエスト、ありがとうございました！すごくおもしろかったです！！！！ (2016年5月4日 23時) (
レス) id: 98c2ca7130 (このIDを非表示/違反報告)
アメ(プロフ) - パート1お疲れ様でした。読んでいてとっても楽しかったです。パート2も読みたいです！お願いします！ (2016年5月2日 0時) (レス) id: f926c2767e (このIDを非表示/違反報告)
ねこ - ふっぴーさん» リクエストありがとうございます！頑張ってみますね！ (2016年4月27日 15時) (レス) id: 9b9b6b3172 (このIDを非表示/違反報告)
ふっぴー(プロフ) - リクエストいいですか？あの、先生とタツキ先輩が夢主ちゃんを奪い合うっていう感じのものをお願いできますか？ (2016年4月26日 22時) (レス) id: 98c2ca7130 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ - さくらさん» リクエストありがとうございます！頑張ってみます！ (2016年4月26日 0時) (レス) id: 9b9b6b3172 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ | 作成日時：2016年3月19日 15時
