検索窓
今日:6 hit、昨日:19 hit、合計:33,442 hit

好きだから4 ページ34

〜奏視点〜



部屋に押しかけてきたアキラに勉強を教える。

奏「...だからなんでそうなるんですか。アキラちゃんと話聞いてたんですか。」

ア「なっ!聞いてたわ!聞いてたけど...わかんねぇもんはわかんねぇの!!」

奏「...はぁ。もう一回説明するので、ちゃんと聞いてくださいね。」



本当、アキラは話を聞いてるのかわかりませんね。

おれもそろそろ教えるの疲れてきました。





そういえばAが静かになりましたね。



おれは横目でAを見る。




Aはおれのベッドにもたれながら寝ていた。





男の部屋で寝るなんて、全くAは無防備ですね。





ア「泉!そこはさっき聞いた!なんで同じとこばっか説明すんだよ!」

奏「え、あ、すみません。...じゃあ次ここを...」



Aを見ていたら、アキラに怒られました。

おれは教えてる側なのに...腹が立ちますね。








ーーーーーーーーーーーーーーー

ア「あー終わったー!!!!」

奏「お疲れ様でした。では帰ってください。」

ア「ちょっと待って!課題やり終わった余韻に浸らせろよ!」

奏「...早くしてくださいね。」



アキラが床に寝転ぶ。

おれはAに布団をかけにいった。

風邪でも引いたら大変ですからね。



ア「あれ、そーいやAは?いたよな?」

奏「アキラの理解が遅いので寝てしまいましたよ。」

ア「な、俺のせいかよ。あーもう!つーかさ!何がいやで泉と2人で勉強してたんだろー俺。」

奏「教えてあげたのになんですか。もう教えませんからね。」

ア「Σ( ̄ロ ̄lll)ゲッ!!...ごめんごめん!」




奏「さ、アキラは帰ってください。おれはAを部屋に連れていくので。」

ア「わかったよ。じゃーなー。」



アキラが自室に帰る。




あとはAですが...。









寝顔、可愛いですね。

規則正しい寝息が、静かになったおれの部屋で聞こえてくる。




ふと思い出す。

Aに勉強を教えていたこと。







あの小説、どこにしまったっけ。




おれは本棚から、女性が殺される内容の本を探し出す。

奏「...あった。」






おれはふと、試したいと思った。







この小説では、女性は男性に、寝ている間に首を締められ殺害されている。





さすがに殺すまではいかないが、やってみたくなった。





おれは寝ているAの前に静かにしゃがみ、そっと頭をなでた。









奏「...ごめんな。」









「...っ...!!!!!!!!!!」

好きだから5→←好きだから3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (14 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
38人がお気に入り
設定タグ:アルスマグナ , 短編集
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ふっぴー(プロフ) - ねこさん» リクエスト、ありがとうございました!すごくおもしろかったです!!!! (2016年5月4日 23時) (レス) id: 98c2ca7130 (このIDを非表示/違反報告)
アメ(プロフ) - パート1お疲れ様でした。読んでいてとっても楽しかったです。パート2も読みたいです!お願いします! (2016年5月2日 0時) (レス) id: f926c2767e (このIDを非表示/違反報告)
ねこ - ふっぴーさん» リクエストありがとうございます!頑張ってみますね! (2016年4月27日 15時) (レス) id: 9b9b6b3172 (このIDを非表示/違反報告)
ふっぴー(プロフ) - リクエストいいですか?あの、先生とタツキ先輩が夢主ちゃんを奪い合うっていう感じのものをお願いできますか? (2016年4月26日 22時) (レス) id: 98c2ca7130 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ - さくらさん» リクエストありがとうございます!頑張ってみます! (2016年4月26日 0時) (レス) id: 9b9b6b3172 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ねこ | 作成日時:2016年3月19日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。