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痛い4 ページ29

奏に手を引かれ廊下を歩く。




奏に告白された。

告白されたことは嫌じゃない。

むしろ、私のことを好きになってくれる人がいるなんて、心の底から嬉しいことだもん。








でも...。








私は奏を傷つけた。

私が、奏だけじゃなくみんな好きって言ったときの奏の顔。

奏は隠してたつもりだろうけど、はっきり顔にはツライって出てた。








「ごめん...奏...。」

奏「何がで...A?なんで泣くんですか。」

「...だって、私、さっき奏を傷つけた。せっかく、奏が好きになってくれて、告白までしてくれたのに...。ごめん...。本当に、ごめん。ごめんね...。」




涙が止まらなかった。

私が傷つけたという事実があったから。


奏「泣かないでください。そこで泣かれると、おれまで振られた事実を思い出して辛くなります。おれは傷ついてません。Aは何も悪くありません。だから...泣かないで。おれには、いつもの笑顔を見せてください。」

「...でも...」

奏「...なら、今日の思い出として、おれのお願い聞いてください。」

「...いいよ。お願いって、何?」

私は少しずつ泣き止みながら奏に聞く。



奏「...おれのお願いは、これからもずっと、いつもの可愛い笑顔を、おれに見せてください。...です。」

「え...そんなことでいいの...?」

奏「はい。それだけでいいです。」

「...うん。わかった。頑張るね。」

奏「はい。では、部活に行きましょう。」

「...うん!」



私と奏は部室に向かった。









奏「すみません遅くなりました。」

「遅れてごめんなさい!」

ア「おぉーAと泉ー。やっと来たかー。」

朴「もぉー遅いですよ先輩達!」

タ「あ!Aちゃんやっと来たー!あのね今日ね、クッキー焼いてきたの!後で食べよ!」

「わぁ!クッキー楽しみです!」






向こうで奏とアキラが話してる。

横目で見ても、奏の顔がいつもより暗い。

...やっぱり私のせい...だよね...。









...いやいや、さっき奏のお願い、聞いたばっかりじゃん!

私が傷つけちゃった分、そこはちゃんと叶えてあげないと!



私すぐ泣いちゃうから、奏のためにも頑張って、泣かないように笑顔でいなきゃ!

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ふっぴー(プロフ) - ねこさん» リクエスト、ありがとうございました!すごくおもしろかったです!!!! (2016年5月4日 23時) (レス) id: 98c2ca7130 (このIDを非表示/違反報告)
アメ(プロフ) - パート1お疲れ様でした。読んでいてとっても楽しかったです。パート2も読みたいです!お願いします! (2016年5月2日 0時) (レス) id: f926c2767e (このIDを非表示/違反報告)
ねこ - ふっぴーさん» リクエストありがとうございます!頑張ってみますね! (2016年4月27日 15時) (レス) id: 9b9b6b3172 (このIDを非表示/違反報告)
ふっぴー(プロフ) - リクエストいいですか?あの、先生とタツキ先輩が夢主ちゃんを奪い合うっていう感じのものをお願いできますか? (2016年4月26日 22時) (レス) id: 98c2ca7130 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ - さくらさん» リクエストありがとうございます!頑張ってみます! (2016年4月26日 0時) (レス) id: 9b9b6b3172 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねこ | 作成日時:2016年3月19日 15時

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