【アルスマグナ】アイドルの私と踊り手の彼らッ！Ｐａｒｔ２！ (ページ8)

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理事長！ダメ、ゼッタイ！← ページ8

コンコン

ア「…2-A神生アキラです」

理「どうぞ」

ガチャ

ア「失礼します…」

理「…貴方達も入りなさい」

全員-理「！！」

全員-ア・理「…失礼します…」

理「…神生さん。何で呼び出されたかは分かるわね？」

ア「…はい」

理「…神生さん。前回の喧嘩の時言ったはずよ？
これ以上こんな事が続くのなら退学になると」

そう言って理事長は退学届けの書類を取り出した。

全員-ア・理「！！！」

「待ってください！」「待って！」
「もう一度だけチャンスを…！」

皆が口々に止めようと説得にかかる。

ーーー

…説得の甲斐あってかあと一押しというところまで来た。
…後は…

アルスマグナの皆が心配そうに私を見た。

…ーー大丈夫。

絶対、止めて見せる。
元はと言えば私が引き起こした事なんだから。

私が、やらなきゃ。

貴「理事長。神生くんの…
…アキラの退学は、取り止めにして下さい。
これは学園の為でもなく、アルスマグナの為でもない。
勿論、アキラの為でも。
これは…ーーー私自身の意見です」

理「…！… … …」

貴「…じゃあ、聞かせてください。
この学園にアキラがいなくていいんですか。
学園が誇るアルスマグナが崩壊することになるんです。
どんなイベントも明るく飾ったアルスマグナを
楽しくまとめてくれた彼を、今失うんですか。
…それでもいいなら…私も一緒に退学します」

全員-貴「！！！！」

理「…。…分かりました。
いいでしょう。今回は大目に見ます。
ですがまたこの様なことが起これば
神生さんは退学、ダンス部…アルスマグナは廃部とします」

全員-理「！！」

貴「それは…」

ア「分かりました！」

全員-ア「！？」

貴「アキラ…！？」

ア「もうこんなことになる様なことはしねぇ。絶対な！」

一件落着。私が最後、出ようとした時ー…

理「…柊さん」

貴「…！はい」

理「貴女もアルスマグナに入ったのね？」

貴「はい…」

理「仲間を大切にしてあげて下さいね。それに…
…皆貴女に、惹かれている様ですから」

貴「…ーーーえ？」

理「それでは」

貴「あ、はい…失礼しました」

なんだったんだろ…？

ア「A！」

貴「ぁ、アキラ…どうしたの？」

ア「や、その…ありがと、な。
本当、助かったし…その…えーと…」

その後何か呟いていたけれど、
雑音に紛れて聞こえなかったな…

私は知らない。彼が

「今度からは俺が守るから」

そんなことを言っていたなんて。

ーーー
アキラくんイケメン！