【アルスマグナ】アイドルの私と踊り手の彼らッ！ (ページ36)

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あぁ、可愛い可愛い赤ずきんや… ページ36

トントン

貴「おばあさん、私よ、赤ずきん！」

祖母？「あぁ、赤ずきん、入っておいで」

貴「うん！」

ガチャ

貴「？？おばあさんの耳ってそんなに大きかったかな…？」

祖母？「お前の可愛い可愛い声を聞くためだよ」

貴「おばあさん、手も…」

祖母？「手が大きくないと、可愛いお前を抱きしめられないからねぇ…」

貴「おばあさん…目も大きくない…？」

祖母？「目が大きくないとお前の
可愛い姿を見ることができないからね…」

貴「あの、おばあさん…？
…！！！あきら…かに、口も大きい気が…！」

貴(アキラ！？あそこにいるのアキラだよね！？)

祖母？「ふふ…口も大きくないと…
可愛いお前を食べられないからなァ！！！」

貴「っ！？あの時の狼さん！？え、やっ…！」

グシャッ…

その後、狼はお腹がいっぱいになったため、
大きな鼾をかきながら眠ってしまいました。
そこに通りかかった猟師が、

「おかしいな…ここのおばあさんが
こんなに鼾をかくことなんてなかったのに…」

…と不思議に思い半開きのドアから
少し部屋を覗いて見ることにしました。

するとなんということでしょう！
口元に血の付いた狼が鼾をかいて
眠っているではありませんか！

「なんてことだ！…まさか…ッ！！」

猟師は狼のお腹の中にいるおばあさん(たち)が
まだ生きているかもしれないと思ったのです。

そして猟師はハサミで狼のお腹を切り開きました。
↑狼は寝てます

すると…

貴「びっくりした！狼のお腹の中って真っ暗なんだもん！」

祖母「ああ、酷い目に遭ったよ」

奇跡的に赤ずきんとおばあさんは生きていたのです！

ついでに言うとおばあさんは狼に
襲われたショックで病気が吹っ飛んでました←

そして元気になったおばあさんは言いました。

祖母「赤ずきんや、庭にある石を沢山持ってきておくれ。この悪い狼を懲らしめてやらないとね」

貴「うん、分かった！」

赤ずきんが石を沢山持って来ると
おばあさんは狼のお腹の中に石を詰め込んで
針と糸で縫い合わせました。

そしてしばらくして、狼が目を覚ますと

「あぁ、喉が渇いた」

…と近くの川へ水を飲みに行きました。
ですが、狼が水を飲もうとした途端、
狼が石の重さにバランスを崩し川へ落ちてしまいました。

悪い狼がいなくなり、みんなは一安心。

貴「本当に怖かった…
もう二度と寄り道はしない…」

赤ずきんはしっかりと自分に誓ったのでした。

ちゃんちゃんっ！

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文字数やばい…