流星の絆III

濱田side ページ11

「「「・・・・」」」


先生からの話が終わって。



未だに気持ちの整理がつかへん。




先生『夏目さんの右耳はもう聞こえることはないでしょう________』



なんで。




なんでAやねん。




看護師「すみません、夏目さん、病室で待機してますんで。」




何ともいえへん空気の中、恐る恐る教えてくれた看護師さん。




淳太「・・・いくか。」



照史「グスッ・・せやな。」



「「「「・・・・」」」」



あかんあかん。俺が年下組と一緒になって悲しんでたらあかんやん。



「1番辛いのはAやで？そばにいてあげようや。」



流星「・・おん。」


望「・・・わかった。」


神山「・・・ん。」


しげ「・・・・。」



しげ・・・・。




みんなわかってんねん。しげが１番後悔してるってこと。




１番責任感じてるんは、わかってんねん。





淳太「・・しげ。行けるか？」



しげ「・・ん。」



「よう言えたな。・・・大丈夫。しげのせいやない。」



しげ「でもっ・・・俺が・・照史「しげだけのせいやないって言うてんねん。」」



「みんなの責任や。せやから、そんなに抱え込むな。」



淳太「A、寂しがってるんとちゃうか？」



しげ「っ、せやなっ！はよ行ってあげんと！」

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