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育ジャニ� ページ30

コーチ「11時間半は諦めましょう。」


・・・は?

確かに結構厳しい。けど。最後まで諦めれるわけないやん。


自分の仕事もあんのに暇さえあれば来てくれた照史君。

細かいデータまで見て的確な分析をしてくれた淳太君。

一緒に走ってくれた大毅。

楽屋で人一倍気つかってくれた濱ちゃん。

制限の中で私が好きそうなもんかって来てくれた流星。

空気読んで甘えてくれたのん。

努力すんのを見られたくないってわかって、遠くからみてくれてたとも。


諦めきれるわけないやん。メンバーの笑顔みたいやん。

「っ・・・はあはあっ・・」

コーチ「やっぱりペースが速すぎますって!落としましょう!」

「・・嫌。」

心はそう思ってんのに体が限界を超えてる。

残り7キロを1時間。

「A!!!」

「は、ま、ちゃん?」

濱田「大丈夫や。落ち着いて。ありがとな。」

コーチ「濱田さんからも言ってください。もう無理やって。」

自分でもわかってる。コーチが1番心配してるのは、怪我。

練習の時から痛めてた左足。今はもう感覚がないぐらい痛い。

濱田「・・・いけるか?」

コーチ「濱田さん!」

濱田「行けるならいこう。Aが諦めんのやったら俺は応援する。」

「濱ちゃん・・・ありがとう。」

濱田「コーチ、すいません。Aの我儘、聞いたって下さい。」

コーチ「・・・どうなっても知りませんよ?アフターケアーはしますけど。」

「はい!」

濱田「よっしゃいくで!」









濱田「はぁはぁ・・・早っ!」

「さき、いくよ?」

濱田「すまん・・ゴールで待ってるで!」

普段より速いペース。


足はとうに限界。


でも、吹っ飛んでいいってぐらい。


メンバーの笑顔が見たい。


ファンの皆さんの喜ぶ顔がみたい。


そも一心で動かし続けた。


神山「きた!!!!!」

望「Aーーーーー!!」

流星「もうちょっと!!」

照史「いけーーーーーーーーーーー」









11時間26分21秒。

目標達成。

育ジャニ� 流星side→←育ジャニ� 照史side



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作者名:西嵐 | 作成日時:2017年1月3日 17時

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