暗殺者の私とマフィアのボス

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外に沢山いるSPみたいな人達の目を抜けて

大きな屋敷の外に出る。





久しぶりの外。

……あの時は、車で移動だったし。







「………ていうか、ここどこ」








そういえば、屋敷の位置なんて分からないんた。


………どーしよ。





横山さんの所は分かるけど、

……しょうがない。
近くまで連れてって貰うしかない。






また、屋敷に戻り
SPみたいな、大きな黒人の人に声をかける。





……イタリア語なのか、英語なのか…。

櫻井がイタリア語だからイタリア語でいいか。







「Scusa…」

“ あの… ”



「Si」

“ はい ”



「Vuoi andare a fare shopping…」

“ 買い物に行きたいんですけど… ”



「Quindi, stiamo andando.
Così ho detto al capo di uscire.」

“ それならば、私達が行ってきます。
ボスに外に出すなと言われてますので ”







……やっぱりそうなるよねぇ。


……ていうかここも外じゃん。
範囲内はいいってこと？






怪我も、治ってはないだろうけど痛くないし。







「…Per favore. Voglia di negozio è importante.」

“ お願いします。大切な買い物があるんです。 ”




「Il negozio è importante…？」

“ 大切な買い物ですか…？ ”







大切な買い物なんて



ただの、口から出た出任せだけど。
あと一押しだ。







「Sono regali a sorpresa ai boss. Grazie per la…」


“ ボスにサプライズプレゼントをしたいんです。
お礼に… ”









嘘に嘘を重ねて言うと、


そのSPみたいな人が
少し驚いたような顔をする。




……ダメだった？









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