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目が覚めると、いつの間にか空は真っ暗で
夜になっていた。
今日…あの人を殺す。
そう思うと、胸が痛くなる。
こんなの今まで1度も無かったのに。
1歩ずつ彼の部屋に近づく。
撃たれた横腹は
まだ少し痛み、それを抑えながら行く。
真っ暗な廊下が目の前に広がる。
ただ私は、体の感覚でその道を進む。
「………だから、…だから早く殺したかったんだ」
余計な感情が生まれる前に…。
なんの気持ちかは分からない。
でも、
私は……櫻井に対して何かの気持ちを持っている。
“ 殺したい ” それ以外の感情が。
………まだ引き返せる。
早く…。早く、終わらせよう。
ｷｨ……
二宮にも会わずに
櫻井の部屋まで辿り着く。
「………今日で…最後だから…」
右手に持ってるナイフをぎゅ、と握りしめる。
そうよ、今まで
躊躇なくやって来た事なんだから。
………簡単な事。
相手の急所を狙って。
「…………ｯ、」
しっかりと閉じられた瞼。
あまりにも
気持ち良さそうに寝ている櫻井に、
ナイフを持った手が震える。
「………まだ…後少しだけ…」
あと…少しだけ……少しだけ、この人と居たい。
真っ暗だった部屋に、光が差し込み
ふ、と窓の方を見上げると
真ん丸の満月が、優しく照らされていた。
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ちゅら(プロフ) - いちご飯さん» いつもコメントありがとうございます！！そう言ってもらえて本当に良かったです！嬉しいです！！！ (2017年1月26日 13時) (
レス) id: 1aaff82388 (このIDを非表示/違反報告)
いちご飯(プロフ) - 完結おめでとうございます！自分的にこの終わり方好きです！(何様) もうとにかく翔さんかっこよすぎますよ！最後に更新お疲れ様でした、これからも頑張ってください！ (2017年1月26日 12時) (レス) id: bab12950b2 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅら(プロフ) - いちご飯さん» 嬉しすぎて光栄です！本当にありがとうございます！！ぜひ、これからよ応援よろしくお願いします！ (2017年1月23日 6時) (レス) id: 1aaff82388 (このIDを非表示/違反報告)
いちご飯(プロフ) - んわぁぁ！まじですかまじですか！！私も泣きそうです！！←え。更新頑張ってください！終わっても終わった後もひたすらちゅらさんの事応援します！ (2017年1月23日 1時) (レス) id: bab12950b2 (このIDを非表示/違反報告)
ちゅら(プロフ) - いちご飯さん» 下書きの時点ではもう最後までかきましたよ！笑 そこまで楽しみにしていただいて本当に嬉しいです！ありがとうございます…！泣きそうですよ…笑 (2017年1月22日 20時) (レス) id: 1aaff82388 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゅら
| 作成日時：2016年12月30日 0時
