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#jun side#
家に帰ろうか迷ったんだけど、松岡に礼を言わなきゃいけない気がして、
職員室前で、松岡を待つ。
しばらくして、戻ってきた松岡は、俺を見て驚いた。
松「どうした？」
潤「いや・・・」
お礼を言いたくてなんて言えるはずもなく、ただ俯いていると、
松「ちょっと話すか？」
そう言って、学校の裏庭みたいなところまで行くと、ベンチに腰をかける。
俺もその隣に座った。
松「お前、成績見せてないんだな。」
潤「うん・・・だって、見せても意味ないから・・・」
松「うん？」
潤「・・・これでも俺、小学生の途中までは勉強、頑張ってたんだよ？
でも、誰も見てくれなかった。だから、運動も頑張った。それでもダメで、次は家事・・・。
結局、兄貴達が俺のことを見てくれることはなかった。
まあ、頑張ってはいたけど、成果はそこそこだったしね。」
松「・・・そっか。」
こんなこと話すのは、初めてだった。
斗真にも旬にも話したことはなかった。
まあ、話したところで、誰も興味なんかないだろうけど。
潤「まあ、どうでもいいよね。」
なんて、ちょっと自虐的に笑う。
松「どうでもよくなんかないよ。」
あっさりそう返された俺は、思ってた反応と違って、何にも言えなくなる。
松「辛かっただろ。頑張っても頑張っても、報われない。そんな悲しいことないだろ？」
その言葉を聞いた途端、涙がぼろぼろこぼれてきた。
松岡はそんな俺に、優しく背中をさすってくれた。
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かかお - 更新楽しみにしてます！家族と仲良くなって行くのか、どこかでまた溝が深まるのか…気になって仕方がないです！ (2020年10月31日 6時) (
レス) id: 330ab0f696 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - スゴく面白くて、でも潤くんが切なくて1話からイッキに読ませてもらいました☆これからも楽しみにしてます( ＾∀＾) (2020年9月29日 22時) (レス) id: 836a232359 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 久しぶりの更新とっても嬉しいです！大好きな作品で、続きはとっても気になりますが、ご無理のない範囲で頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年7月26日 0時) (レス) id: 805c71cb16 (このIDを非表示/違反報告)
hI____n(プロフ) - 続きが気になります！！！すごく読んでて面白くて続きが楽しみです！頑張ってください！！！！！ (2020年7月25日 23時) (レス) id: aa3794ffe4 (このIDを非表示/違反報告)
繋都(プロフ) - 何度も何度もコメントすみません。続きが気になります！とても好きな作品ですので……更新、諦めないでほしいです！偉そうに言えた人ではないんですがね…苦笑 頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年7月24日 18時) (レス) id: 4143e4b1c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：萌 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ars-sukisugi/
作成日時：2015年8月22日 0時
