帰る場所 ページ7
敵との戦闘後、
はるかの車で4人が暮らす家へと帰宅した人2。
転生の眠りから覚めたばかりで帰る家もなかった為、
どうしようかと悩んでいた人2に
当然の様に家に来る事を提案したのは、はるかだった。
｢邪悪な気配も消えた様ですし、そろそろ帰りましょうか｣
せつなの声で人2は、はたと気づく。
｢どうしよう‥。帰る所考えてなかったわ‥｣
｢僕達の所に来たらいいさ｣
｢え？でも、、迷惑じゃない‥？｣
｢何を言ってるんだ。
僕達が君のことを迷惑だなんて思うはずがないだろ？
な？みちる、せつな？｣
｢そうよ、人2。私達は大歓迎よ？｣
｢はい｣
｢ありがとう！｣
｢やっと会えたんだ。離すわけないだろ？
君と片時も離れたくない。
これからはいつだって一緒にいるつもりだ｣
｢はるか‥｣
｢あら、はるかだけに人2との時間を
独り占めさせるつもりはなくってよ？
私達だって人2と過ごす時間を頂くことはお忘れなく｣
｢それはひどいな‥｣
｢ふふ‥変わらないなぁ2人とも。
せつなも大変ね？仲裁役も楽じゃないんじゃない？｣
｢いつものことですから｣
｢でも、また皆で過ごせるなんて嬉しい！
これからもよろしくね！｣
帰宅後−−−−−−
｢僕と同じ部屋でもいいかい？｣
｢え？｣
｢あら、私と一緒よね？｣
｢みちる‥。僕の為にもそこは譲ってくれてもいいだろ？｣
｢私だって人2といたい気持ちははるかと一緒。
はるかにばかり良い思いはさせなくってよ？｣
人2の部屋をどうするか、、
本人の意見は関係なく、言い争いを始める2人。
｢えーっと‥。せつな、もう部屋は余ってないの？｣
｢ありますが‥。あの2人はどうしますか？｣
｢うーん‥困ったなぁ(笑)｣
｢人2はどうしたいか、それが1番大事ですよ。
しっかり伝えれば2人も納得するはずです｣
｢じゃあ‥。今日ははるかのお部屋にお邪魔したいな。
明日はみちるのお部屋。交代で2人と寝たい！
それで、私にも1つお部屋貰ってもいいかな？
毎日2人のお部屋にお邪魔するのもなんだし、
せっかくだから、学校にも通いたいと思ってるの。
勉強机とか置かせて欲しいな！｣
｢僕は毎日でも大歓迎だけど‥｣
｢人2がそう言うなら仕方ないわね｣
｢ほたるのお部屋にも来て！｣
｢ふふ‥じゃあ今度！ほたるのお部屋で一緒に寝ようね！｣
｢うん！｣
｢先にお風呂に行っておいで。
その間に君が眠れる様に準備しておくから｣
｢うん！ありがとう！ほたるも入る？｣
｢いいの？！行く！｣
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作者名：歩 | 作成日時：2023年5月6日 4時
