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それを見た他の戦士達は
セーラームーンを止めようとするが、
サンは手で皆を静止させる。
｢私なら大丈夫｣
｢でも‥｣
｢人2ちゃんは私とは違うもん‥。
私バカだし、朝も起きられないし、遅刻ばっかりで‥。
プリンセスなのに皆が助けてくれなきゃ何も出来ない‥。
人2ちゃんが教えてくれなかったら、
私、まもちゃんの異変にも気付けなかった‥。
人2ちゃんは何でも出来て、頭も良くて、
皆を纏められて、1人で何でも熟せちゃって、強くて‥。
そんな完璧な人2ちゃんに、、、
私の気持ちなんて分かんないよ！｣
｢………私は完璧なんかじゃないよ‥｣
｢え‥？｣
｢私はうさぎが思ってる様な人間じゃない‥｣
｢どうして‥？｣
｢いつも後悔ばっかりだもの‥。
皆を守りたいのに守りきれなくて、
ほたるのことだって、普通の女の子として
大きくなって欲しいとか言いながら、
サターンとして覚醒させてしまった‥。
皆が支えてくれなくちゃ、私なんてっていつも思ってる‥。
1人で頑張ろうって思っていても、
いつもはるか達に甘えてばかり‥｣
｢人2ちゃん‥｣
｢うさぎは、いつも自分の気持ちに正直に生きてる。
敵だろうと関係ない。いつも優しく手を差し伸べる。
うさぎは、こんな私にも笑ってくれた。
皆がうさぎに付いていこうって思えるのは
うさぎが気付かない所で皆を明るく照らしているからだよ。
私に無いもの、たくさん持ってるんだよ？
いつの間にか、皆うさぎに惹かれてる‥｣
｢そんなこと‥｣
｢うさぎ。
あなたは月のプリンセスなの。
誰でもない、あなただから優しい光で皆を照らせる。
絶対に衛さんは私達で助け出す。
だからセーラームーンも心を強く持って。
エターナルセーラームーンの姿が保てないのは
あなたがまだ力をコントロール出来ていないから。
酷な事を言ってるのは分かってる‥。
でも、あなたの心が負けてしまったら
今のままでは勝てないわ‥。
私も今ある力、全てあなたに送るから｣
｢サン！｣
サンの言葉を聞いて、ウラヌスは止めようと声を掛ける。
｢ウラヌス、大丈夫よ。
私は時間が経てば回復出来るから。
セーラームーン、絶対に悪に負けては駄目。
私の力であなたが輝けるのなら、いくらでも力をあげるわ。
だから、一緒に戦いましょう？｣
｢人2ちゃん‥。私、酷いこと言っちゃったのに、、。
ごめんなさい‥｣
｢ううん、うさぎは悪くないよ｣
｢ありがとう、人2ちゃん‥｣
---アニメ セーラースターズ第3話 【完】---
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作者名：歩 | 作成日時：2023年5月6日 4時
