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｢うさぎ‥｣
｢人2ちゃん？｣
｢衛さんのこと、考えてる？｣
｢え？うん‥。よく分かったね‥｣
｢衛さんとあれから会えてる？｣
｢ううん‥。まだ調子が悪そうだし。それに‥｣
｢ん？｣
｢さっきの子、目が金色に光ってたの‥｣
｢‥‥うさぎも気付いたんだね？｣
｢うん‥。あの流星群があった日、まもちゃんの目も
金色に光ってたのを思い出して‥。
もしかしたら、まもちゃんも‥｣
｢…‥うさぎ。この間の闘いの時、私が衛さんに使った力は
ゴールデン・クリスタルの浄化の力‥｣
｢っ！！じゃあ、やっぱりまもちゃんも‥？｣
｢うん‥。ごめんね、うさぎ‥｣
｢どうして人2ちゃんが謝るの？｣
｢私の力が弱っていたから、この星に敵が入り込んできて、
私の力が足りなかったから、衛さんに取り憑く邪気を
完全に浄化することも出来なくて‥。本当にごめんなさい‥｣
｢ううん、人2ちゃんは悪くないよ？｣
｢でも！｣
｢私なんて、まもちゃんに取り憑いてる邪気にも気付かなくて
浄化する力も人2ちゃんよりずっと弱いし、
戦いの時はいっつも皆に助けてもらってばっかりだし‥。
人2ちゃんは、ずっとこの街も、私達のことも
ずっと1人で守ってくれてるんだもん。
頑張ってくれてる人2ちゃんを責めることなんて
絶対にしないよ？むしろ、いつもありがとう！｣
｢うさぎは優しいね‥。。ありがとう‥｣
｢全然！それより、人2ちゃんは大丈夫なの？｣
｢ん？｣
｢前はるかさんも言ってたけど、ずっと街全体に加護の力を
使い続けてるって‥。体は平気なの‥？｣
｢太陽が出ている時間帯は私の力も上がるし、
太陽の光で私は体力回復も出来るから大丈夫よ｣
｢夜は？｣
｢夜はまぁ、体力使うけど大丈夫！
はるかやみちる達がいつも力を分けてくれてるから。
心配しないで？｣
｢うん、何かあったら絶対に言ってね？｣
｢うん！うさぎもすぐに私を呼んで？｣
｢ありがとう‥人2ちゃん｣
｢どういたしまして。さて、うさぎのことだから
放課後は衛さんの所に行こうとしてた？｣
｢え？！どうして分かるの？！｣
｢ふふ、うさぎは分かりやすいからね〜。
私も衛さんが心配だし、一緒に行ってもいいかな？｣
｢いいの？いつもはるかさん、お迎え来てるよね？｣
｢はるかには後で伝えておくから平気。
それに、何かあった時は1人より2人でしょ？｣
｢ありがとう！｣
｢じゃあ、放課後は一緒に衛さんの所に行こうね｣
｢うん！人2ちゃんがいてくれると心強いよ｣
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作者名：歩 | 作成日時：2023年5月6日 4時
