山風ｸﾘﾆｯｸ７！ (ページ27)

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潤「ほぉら、もう終わった。Aちゃんえらかったよ～。服整えたらでてきてね。お疲れさま。」

『ふ、ふぇ・・・涙』

翔「よく頑張った頑張った撫^^ ほら、涙拭いて？もう大丈夫だね？向こうで待ってるから。」

落ち着くまでに時間はかかったものの、Aが服を整えて２人のもとに向かうと、すぐに駆け寄ってきて頭を撫でたりぎゅっと抱きしめてくれた。

『んっ///』

潤「えらかったなぁ。ちゃんと最後まで診察頑張れたね^^」

翔「潤先生におどされちゃあねぇ？笑」

潤「はぁ？俺、脅してなんかないし！///」

潤先生がふてくされている間に、「ごめんね、うちの先生、自分がツンデレなことに気づいてないから」って看護師さんがこっそり教えてくれた。

潤「診察した結果だけど、特に病気だったり気になることはなかったから安心してね。」

『よ、よかったぁ・・・』

翔「おっと、大丈夫？」

安心で気の抜けたAを翔が支えてくれる。

潤「診察つらかっただろうけど、こうして何も問題ないことがわかっただけでも安心するでしょ？」

『はい^^』

潤「生理痛の方は処方するお薬と体質改善で様子見ていこうね。」

それから先生は丁寧に次に生理が来たときの注意点を説明してくれ、薬を処方してくれた。

潤「また何か心配なことがあったらいつでもおいで？撫」

そう言って優しく頭を撫でられ、照れくさいながらも心地よい温かさに包まれていると・・・

ぐ～

翔「っ・・・///」

『あぁ？！先生と看護師さんのお昼ごはん！ほんと、時間かけちゃってすいません・・・涙」

翔「Aちゃんのせいじゃないよ？俺、すぐお腹空くから笑」

潤「そうそう、昼ごはんは夕方の休憩時間まで延ばしたって支障ないんだから。気にしない、気にしない！」

翔「えぇ？！先生、そりゃ無理だって！せめておにぎり１つだけでも食べさせて！」

潤「時計見てみ？もう午後の患者さん入ってる時間。諦めなさい。」

翔「お願い、２０秒で食べるから！」

潤「そんな詰め込み食いは体によくないよ。ほら、患者さん待ってるんだから。行った行った！」

翔「そんなぁ～！！！」

頭を抱えながらもカルテを取りに行くため診察室を出て行った翔の背中を２人で見送った。

どうやら私の担当の先生はツンデレなだけでなく、相当ストイックな先生のようです。

fin.