＿＿＿＿＿ ページ13
潤「よぉし、すぐ終わっちゃうから、ちょっと頑張ってなぁ。まー固定頼んだよ？」
雅「任せて！あ、でもAちゃん力すごいから、キックくらわないようにね？あひゃひゃｗ」
潤「いや、それは困る！笑」
バタバタと足を動かして逃れようとするのを雅紀が覆いかぶさるようにして固定したのを確認すると、潤は尿道付近を念入りに消毒して潤滑剤を塗ったカテーテルを構えた。
潤の顔から笑顔は消え、真剣そのものといった表情で処置にあたっていたため、恐怖心が増してしまったAは、さらに大きな声を上げて泣き出した。
雅「怖いんだよね〜、よしよし。力抜いてたら痛くないからね？ちょっと頑張るよ〜^^」
潤「よぉし、入れるよ〜。」
カテーテルを挿入した瞬間、Aの体がビクッと跳ね、顔を左右に振ってイヤイヤと大泣きするが、潤の手が止まることはなくスルスルとカテーテルは進んでいく。
５ｃｍ進んだところで膀胱に達し、Aの意思とは関係なく尿が排泄されていく。
だいぶ我慢していたのだろう。すべて出し切るまでカテーテルを固定し、最後に下腹部をぐっと押した。
潤「あとは抜くだけだからなぁ？痛いのよく頑張ったね〜・・・はい、おしまぁい^^」
雅「よく頑張ったー！もうイタタのバイキンマンばいばいしたからね〜！撫」
『まぁーまぁー！！！泣』
母親にしがみつくAを横目に見ながら、もう一度消毒を施すとオムツとズボンをはかせてやった。
検査の結果、腹痛の原因は膀胱炎と確定した。
失敗を繰り返していたのも、排尿痛がひどくて我慢しきれなくなったんだろう。
小さい子は正確な痛みを伝えられないから、お母さんも気づきにくいしね。
潤「しばらくは痛がって排尿を嫌がると思いますが、できるだけ水分を多くとって排泄させてあげてください。その方が治りも早いですから。抗生物質のお薬出しときますね。」
母「ありがとうございました。」
雅「Aちゃん、いっぱい頑張ってくれたんで、いっぱい甘えさせてあげてくださいねー！」
潤「お大事に^^撫」
『いーーーやぁーーー！！泣』
潤「あはは；嫌われちゃったなぁ；凹」
嫌われ者になったって、ちびっ子たちが元気になってくれるのが一番だよな！
まーのサポートのおかげでなんとか乗り切ったけど・・・泣き声で耳が痛いよ；
Fin.
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舞ｻﾏ､ﾘｸｴｽﾄありがとうございます！
なんか書いててかわいそうになっちゃいました←
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作者名：*さくらばー* | 作成日時：2012年10月16日 17時
