山風ｸﾘﾆｯｸ５！ (ページ5)

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まずは潤滑剤を塗り、慎重に指を入れ直腸診を行う。
まさかお尻から指を入れられると思っていなかったAは、きゅっとお尻に力を入れ、イヤイヤと大泣きするばかりだ。

『んんーーーーーーー！いやぁーーーーー！泣』

智「Aちゃん、お腹診れないから力抜いて～？」

和「だいじょうぶ、ね？嫌なこと、早く終わりにしようね。」

智は慎重に指を動かし、腸に異常がないか指に神経を集中させて診ていく。
こんなこと、年ごろの女の子にするのは可愛そうだけど、もし腸の病気だったら可愛そうなんて言ってられない。

幸い触診から特に異常は見られないとわかったので、ゆっくり指を抜き、そのまま浣腸処置を行うことにした。

智「今からお薬入れるよ～。お腹ごろごろすると思うけど、ちょっとの間痛いの我慢しようね。」

『やぁや！はなぁして！泣』

和「お薬がちゃんと効いてくれるまで、もうちょっと時間かかるからね。痛いよね～；」

薬液を注入し終えると、智はお尻を押さえながら下腹部をマッサージし、和也も大泣きのAに声をかけたり、タオルで涙をぬぐってやったりとなんとかベッドの上で５分間我慢をさせた。

智「じゃあ下着あげるからね。よく我慢したね、えらかったよ^^
ほら、おトイレ行っておいで～。」

大泣きのAを和也が手を引いてトイレまで誘導し、１０分後また診察室に戻ってきたAをベッドに横にならせる。

智「嫌なこといっぱいしてごめんね？もう何もしないから、お腹スッキリしたか触診だけさせてね？」

恥ずかしさからか、ずっと顔を腕で隠したままのA。
触診の結果、薬が効いてくれたようで、もう先ほどのようなお腹の張りはなかった。

智「Aちゃん、これからはひどくなる前においでね？便秘も我慢しすぎるといろんな病気になっちゃうんだから。それだけは覚えておいてね？」

ちゃんと説明しておかないと、たかが便秘って軽視して大きな病気になることも少なくないからね。
母親にもきちんと説明し、まずは食生活と生活習慣の見直しで様子見ていくことに。
きっと、新しい環境になって不安やストレスもあったんだろうね。
だから、そんな時は友達やお母さんをもっと頼っていいんだよって話をすると、嬉しそうに小さく頷いてくれた。

fin.

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ミサキ★ｻﾏ、
ﾘｸｴｽﾄありがとうございました！

グダグダ極まりなくてごめんなさい←