＿＿＿＿＿ ページ19
智「Aちゃ〜ん、そろそろやっちゃおうか、ね？麻酔切れちゃうと困るしね。」
『こわっ、いぃ〜涙』
和「ちゃぁんとそばにいるから大丈夫、ね？」
智「はぁい、じゃあねぇ。お鼻に器具入れていくよ〜。痛いのないから、力抜いててね〜。」
智が器具を手にしたのを確認すると、和也はAの頭部が動かないように固定する。
Aの緊張が少しでも和らぐようにと、和也は優しく頬を包み込み、Aの耳元で「大丈夫だからね」と声をかけた。
智「ちょっと煙でるけど心配ないからね。お口で息吸ってお鼻で吐いて〜ってできるかな？」
Aの呼吸が整ったのを確認して、そっと鼻腔内に器具を挿入し、レーザーで照射していく。
粘膜を焼いている小さな音と煙、においにびっくりしたのか、きゅっと肩に力が入り、顔を動かそうとするのを和也が制止する。
『ビクッΣんっんっ！涙』
和「頑張れてるよ〜。お顔動かさないでもうちょっと我慢ね〜。」
智「Aちゃん、すごいね〜。じーっとしてくれてるから、先生助かるなぁ。」
『ん〜っ涙』
安定剤のおかげもあって、なんとか両鼻の粘膜を焼き終えるまで、取り乱したり暴れることもなく処置を終えることができた。
智「はぁい、おしまい！よく頑張ったね〜^^」
『うっ、ふぇっ、ふぇ〜ん！泣』
和也が目隠しのタオルをそっと取ると、Aは今までの不安や緊張の糸が切れたみたいで泣きじゃくる。
和「怖かったね。よしよし、よく頑張った〜^^撫」
智「しばらくは鼻血でるかもしれないけど、だんだん治まってくるから心配ないからね。よく頑張りました^^撫」
泣きじゃくるAをしばらく２人でなだめたり抱きしめて安心させてやると、だんだん落ち着きを取り戻し、笑顔で帰って行った。
これで鼻炎が落ち着くといいね^^
fin.
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翔紀ｻﾏ､
ﾘｸｴｽﾄありがとうございます！
前回一度鼻炎のお話を書いたので
今回は違う処置法で書かせて
いただきましたm(__)m
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作者名：*さくらばー* | 作成日時：2012年7月25日 22時
