山風ｸﾘﾆｯｸ５！ (ページ16)

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ｶﾙﾃ 024 * 翔紀ｻﾏページ16

ｶﾙﾃ024 * 翔紀ｻﾏ(13)
担当医 * 大野
担当看護師 * 二宮
診療科 * 耳鼻科
病名 * 鼻炎

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小さいころから悩まされていた鼻炎。
何をするにも鼻がつまって大変だった。

鼻炎とは長い付き合いだから、当然ここの耳鼻科とも長いお付き合い。
そんな耳鼻科の先生から、前回の診察でとんでもない提案があった。

そして今日、私はその治療を受けることになっている・・・んだけど；

「ぎゃーー！うわぁーーん！泣」

ただでさえ耳鼻科って苦手なのに、目の前の診察室から聞こえる大泣きの声を聞くと、どうしても怖くなってしまう。

和「ゆうなちゃん、よく頑張ったね～^^」

子「うわぁ～ん！まぁまぁ～！泣」

母「よしよし、ありがとうございました。」

和「はぁい、お大事に♪」

診察室からでてきた女の子はお母さんに抱き着き、まだわんわん泣いていた。

あ～、相当痛かったんだろうな・・・あたしも痛かったらどうしよう・・・
そんなことを考えていると、看護師さんと目が合ってしまった。

和「Aちゃん、もうちょっと待っててね^^」

『・・・頷。』

すぐに呼ばれるんじゃないかとびくびくしていたけど、まだ呼ばれないようで内心ほっとした。

.

.

あれから１０分ほどして、またひょっこりと看護師さんが顔を覗かせた。

和「Aちゃん、お待たせ～。今日はこっちのお部屋にどうぞ♪」

『・・・・・・はぁい；』

和「んふふｗなぁに、そんな沈んじゃって。」

『だぁって～・・・・・・』

和「まぁまぁ^^ そんな緊張しないでさ？撫」

智「あ～、Aちゃん！いらっしゃい♪」

『せん、せ・・・？涙』

智「ん？どうしたぁ？」

『やだぁ・・・かえるぅ～涙』

和「あらあら；」

智「いつもとお部屋もおいらの服も違うから、緊張しちゃうかな？」

今日はレーザー治療を行うため、それ専用の診察室に通され、先生はグリーンの術衣を身にまとっていたのだ。