山風ｸﾘﾆｯｸ６！ (ページ7)

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あれから１週間。
学校の帰りに何度か消毒のために通院してもらい、今日は抜糸の日。

けがした日はさすがに緊張していたAちゃんも、通院を繰り返すうちにだいぶと慣れてきたようで、笑顔を見せてくれるようになった。

和「Aちゃん、どうぞ～。」

『はぁい！先生、こんにちは^^』

翔「お～、Aちゃん。学校お疲れ様^^ 足の調子、どう？」

『ずいぶんよくなりました。はやく部活したい笑』

和「運動好きなんだね～。尊敬するよ。」

『二宮さん、運動しないの？』

翔「ニノはすんごい野球うまいんだよ、ね？」

和「いやいや、休みの日に集まって草野球してるぐらいです；」

翔「よし、じゃあ足見せてね～・・・うん、だいぶきれいに治ってるね。さすが、俺～！笑」

『いつから部活できますか？』

翔「今日抜糸しちゃうから、傷口開かないようにあと１週間は我慢ね。」

『・・・ばっし？』

翔「そう、ここ糸で縫いつけてるから、この糸をとっちゃうわけ。もう傷口はきれいにくっついてるんだけど、急な運動でまれに開いちゃうことあるからさ。」

『それって・・・痛い？』

和「大丈夫ですよ。糸をはさみでプチンって切って、ピンセットでピュッと抜くだけですから笑」

翔「そんな簡単に言うけど、俺は大変なんだからね？まぁいいや・・・Aちゃん、ベッドに横になろっか。」

Aが横になったのを確認すると、傷口を消毒して穴あきドレープをかぶせた。

翔「ほら、足にそんな力入れてちゃ疲れちゃうよ？ニノとおしゃべりしてる間に終わらせちゃうからさ。」

和「そうですよ。あんまり先生にプレッシャーかけると、かえって失敗しちゃうかもしれないですからね笑」

翔「もぉー！そんなことないってばぁ！拗」

そんなやり取りをしながらも、翔は手先を器用に動かし、抜糸処置を進めていった。

ときどき引っ張られる感覚に顔を歪ませながらも、和也がうまいこと気をひいてくれて、無事に抜糸処置を終了させた。

翔「ほら、もう終わり。なんも痛くなかったろ？」

『・・・頷。』

翔「はい、よく頑張りました！傷口も時間がたてば目立たなくなるからね。撫」

ラテックスグローブをとった大きな手が優しく頭を撫でてくれ、なんだか嬉しいような恥ずかしいような気分になった。

fin.

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ココｻﾏ､
ﾘｸｴｽﾄありがとうございます！

無駄に長くなっちゃった；
すいません・・・