山風ｸﾘﾆｯｸ６！ (ページ17)

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姉「かず、大丈夫？ほんとごめんね？」

和「いや、これくらい、大したことないって。それより、A・・・」

無理やり押さえつけられて、顔に触れられたのだから、相当怖かったのだろう。
さっきまで大声で叫んでいたAも、今は体を震わせて涙を流している。

智「怖かったね。嫌なこといっぱいしてごめんね？」

そう言って智はAの手の甲にキティちゃんの絆創膏を貼ってやった。

キティちゃんは昔からAが大好きなキャラクターで、この絆創膏を貼ってもらうと診察が終わった合図になっている。

Aは涙を流しながらもじーっと絆創膏を見つめ、『おうちかえります。』と言って診察室を出て行ってしまった。

智「大丈夫かなぁ～、Aちゃん；今日はちょっと強引になっちゃったからね；」

姉「絆創膏みてケロッとしてると思います。ほんと、ありがとうございました。」

智「目の腫れはものもらいですね。特に傷も見られませんでしたし、点眼薬で様子見てください。」

和「嫌がるだろうから、しばらく仕事終わりに点眼しに行くよ。点眼薬、俺が持って帰るから、今はとにかくAを安心させてやって。」

姉「うん、ありがとう。先生もお時間さいていただいて、本当にありがとうございました。」

智「いえいえ。また何かあったら遠慮なく～^^」

こうしてドタバタとA親子は帰って行った。

和「ほんとありがと。助かりました。」

智「じゃあ今度はニノの番だね。」

和「・・・え？」

智「ほら、手診せてごらん？」

和「いや、これくらい冷やしとけば大丈夫ですよ。Aに噛まれるなんてしょっちゅうですし；」

智「いいから。・・・あぁ、ほら。内出血起こしてる。洗浄してあげるからちょっと待ってて？」

結局生理食塩水で洗浄してもらった後、歯型の残る傷を消毒してもらった和也。

ちょっぴりしみた消毒にびくっと反応してしまい、智にからかわれながら午後の診察に向かった。

fin.

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葵ｻﾏ
いつもリクエストありがとうございます！

自閉症は書いたことがなかったので、
今までのうろ覚え経験で書いてしまいました←

また斬新なリクエスト←
お待ちしています^^