山風ｸﾘﾆｯｸ６！ (ページ12)

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翔「お薬頑張ったら、痛いのもお熱もなくなるよ～。」

『いやぁー！はなしてぇ～泣』

潤「ほら、お尻の力抜いてごらん？気持ち悪いの一瞬だから、ね？」

『やぁや！やぁ～！泣』

翔「大丈夫、大丈夫。怖くないからな～。」

潤「入れちゃうから押さえててね。」

翔「はい。Aちゃん、頑張れ～」

『ぎゃーーー！いやぁーーー！泣』

潤「はいはい、あとちょっとだけ我慢。」

『んーん！んーんー！暴』

潤「はい、いいよ～^^ 固定ありがとう。」

なかなか力の抜けないAのお尻に、半ば強引に座薬を挿入したため、嫌がるAは翔にしがみついてなかなか泣き止まない。

潤「嫌だったね～。ごめんなぁ？もう少しでお薬効いてくるから。眠れるまで看護師のお兄ちゃんがそばにいてくれるからね～^^撫」

潤は小声で「あとよろしく」と声をかけ、病室を出て行った。

翔はなかなか泣き止まないAの胸をトントンとたたき、安心できるよう耳元で優しく「もう大丈夫」と繰り返した。

30分後。Aの嗚咽はなかなかおさまらないものの、目がとろんとしてきて、翔の腕を握りながら眠りについた。