山風ｸﾘﾆｯｸ３！ (ページ13)

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翔「にの、できるだけリラックスできるよう声かけしてやって？これ以上麻酔足せないから。」

和也がAに声かけをしてくれている間に、カテーテルを進めていく。

和「わかりました。Aちゃん、先生が痛いのなくなるお薬足してくれたからね～。深呼吸してごらん？痛いのバイバイできるからね。」

『やぁ！いたいーっ！やめてっ！泣』

麻酔を足しても痛みが残るらしく、Aは泣き続け、痛みから逃れたくてからだを動かそうとしてしまう。

翔「ごめんなぁ。これ以上麻酔足せないから我慢してな；今からお薬入れてくよ～。」

カテーテルが心臓部に達したところで造影剤の注入が始まった。

『いやーっ！気持ち悪いっ！やだやだっ！うわぁーんっ！泣』

和「からだ熱くなって気持ち悪いなぁ。すぐ収まるから、我慢しような。今、Aちゃんの心臓元気かなぁって見てるからね。」

『うわぁーん！はなしてぇ～！泣』

あれからいろいろ調べ、すべての検査が終わったのは１時間後のことだった。

翔「Aちゃん頑張ってくれたから、検査終わったよ～。管抜いてくから、もうちょっとだけ待ってな？」

翔が慎重にカテーテルを抜管している間も痛いとしきりに泣くAを、和也が必死になだめる。

翔「はい、おしまい！管入れてたとこ、止血するからな。」

翔は止血のために脱脂綿でぐっと押さえつけた。

麻酔の効きが悪かった上に、今まで管が刺さっていた部分を圧迫しているわけなので、当然痛みも出る。

『ぎゃあーーーっ！いだいっ、はなしてっ！もぉいやぁーっ！泣』

和「痛いね、よしよし。血が止まったらもう痛いことないからね。」

翔「Aちゃん、よく頑張ってくれたなぁ^^
先生ビックリしちゃったよ！」

和「えらかったねーって。Aちゃん、怖いのも痛いのもいっぱい我慢してくれたもんね。お疲れ様^^」

Aは検査が終わった安心感からか、止血中に泣きつかれて眠ってしまった。

検査の結果、手術の必要はないとのことだったが、１ヶ月の入院をすることになった。

翔「必ず俺らが治してみせるからな^^」

fin.

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里奈ｻﾏ
リクエストありがとうございます！

心臓病の検査がいまいちわからず･･･
こんな感じで申し訳ないです；