山風ｸﾘﾆｯｸ３！ (ページ2)

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和「Aちゃーん。こちらどうぞ^^」

そう言われて立ち上がろうとしたけど、ふらっと目の前が歪み、その場にしゃがみこんでしまった。

和「おっと！･･･大丈夫？クラクラするの、治まってからでいいからね～。」

『んっ･･･すぃ、ませっ･･･』

和「大丈夫、大丈夫^^」

看護師さんは背骨が浮き上がってゴツゴツしている背中に驚くことなく、優しく撫で続けてくれた。

『はぁ･･･はぁ･･･』

和「落ち着いたかな？お部屋行ったらベッドあるから、横になろうね。移動するから、からだの力抜いててね～。」

そう言うと、さっと横抱きにして診察室まで運んでくれた。

和「ベッドに横になるよ～。しばらく目閉じてようか、ね？撫」

智「だいぶ辛そうだねぇ～･･･診察は落ち着いてからにしようね。」

目元にホットタオルを当ててもらうと、すーっとからだの力が抜けてリラックスできた。

診察かぁ･･･
お母さんに見られたくないな。

そう考えていると、気持ちが伝わったのか、お母さんは待合室で待っててもらうよう、先生が話をしてくれている。

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この先生、なんで思ってることがわかるんだろ？

これが私と大野先生の出会い。