屋上はハレ 続 ページ17
あおい「っ?!」
・
え?
今…っ!!
・
二「…好きな女に上目で見つめられたら我慢できないもんだね」
あおい「っ///な、…っ///」
・
風が
通り過ぎた
一瞬
綺麗な目が瞼にしまわれ
柔らかいぬくもりが
唇に触れた
とても長く感じたのに
それはたぶん一瞬で
触れた後の方が熱い
・
二「我慢できずごめんなさい」
あおい「ー、かず、く////」
二「何?もっとする?」
あおい「ちっ、違っ、なんでっ」
二「…ふふ、おかしな事聞くね。あおいは俺が好意を持ってること知ってるでしょ?」
あおい「っ//」
二「隙あらばってがっつくタイプじゃないんだけどねー、俺。現にあおいが俺を選んでからにしようと思ってたんだけど…今のは本当に抑えられなかった」
・
飄々と言葉を紡ぐのに
綺麗な目は
晴れた空を向く
・
あおい「///」
二「やばい"キスしたい"って」
・
振り返った和くんは
きゅっと閉じていた口を
緩めて優しく微笑む
けれど
空を向いていた時から
真っ赤に染まった
耳はそのままで
それが解ってしまって
同調するように
私の顔も熱い
・
あおい「…うん////」
二「許してくれるの?」
あおい「ゆ、許す。ていうか、びっくり、したけど…私が早く答えなきゃいけないコトに繫がるから…////うん?」
二「そう…、じゃー」
あおい「っ?!」
・
また
近づいた綺麗な目は
少し逸れ
風に乗って届いた
何度か匂った和くんの香りに
さっきの出来事を構えていたのか
ドキドキと胸が煩くて
自分が恥ずかしい
それでも
耳に言葉が届く
・
二「今のキスが嫌じゃなかった。っていうのも踏まえて考えてね?」
あおい「っ?!」
二「ね?」
・
優しく抱き締め
ぽんぽんと、頭を撫でる和くんの鼓動が
ドクドクドクと
私に響く
嫌じゃない
確かに
嫌じゃなかった
唇は特別
その考えは小さい頃から持ってる
・
二「もう少ししたら、戻ろ」
あおい「うん///」
・
嫌じゃなかった
本当に
私は
どうしたらいいんだろう
・
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智美(プロフ) - 面白かったです!主人公との恋愛の結末はどうなったんですか? (2017年6月21日 10時) (レス) id: b9bab58b14 (このIDを非表示/違反報告)
あんな(プロフ) - 面白いです!一気に読んでしまいました!続きはいつごろ更新されるでしょうか? (2016年3月19日 0時) (レス) id: 9cfdae5741 (このIDを非表示/違反報告)
りさにのみぃ - 一気に全部ここまで読んでしまいました(^_^)すごく続きがきになります!!更新がんばってください!たのしみにしてます! (2016年1月11日 0時) (レス) id: a2429dc6d7 (このIDを非表示/違反報告)
美玲 - コメント失礼します!2回目かな。もうやっぱりダメです。かずくんかっこよすぎます!きゅんっきゅんっします笑 本当にかずくんの甘いかんじと大人っぽいとこが … 倒れそうです笑 結末は選べるみたいなのはいかがでしょうか!更新楽しみにしてます! (2015年8月2日 19時) (レス) id: a92997b8c7 (このIDを非表示/違反報告)
MOON(プロフ) - ゆーんさん» ゆーんサマ>>翔さんですか。そうですか。しかし、私にはどうなるかわかりません← 大人もう一人いますしね…みまもって頂けたら幸いです。コメントありがとうございます!!!!! (2015年4月1日 14時) (レス) id: 8d6b624709 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MOON | 作成日時:2014年4月16日 10時