Vol.195 るなside ページ45
お茶でよかった。笑
り｢もう二度と裕くんの目の前に現れてこないでね。裕くんはりんと幸せなの｣
る｢はいはい｣
り｢振られたくせに、いつまでも未練タラタラで気持ち悪いわ｣
言う通りかもしれない。ほんとに未練タラタラ。
会いたいって思って泣いて、
辛くなって苦しくなって。
全然普通の横山担に戻れない。
り｢もうあんたの夢は終わったの｣
る｢そんなのとっくにわかってるんですけど｣
り｢もう二度と裕くんをストーカーしないでね｣
る｢するわけねぇだろ!｣
りんちゃんはニヤニヤ笑って、歩いて行った。
ストーカーなんかする気もないわ。
きみくんを悲しませることなんて、間違ってでも
したくないんだわ。
好きになってからずっと、思ってる事だわ。
キーホルダー取られて、何も付いてない
スマホを見て、どこか寂しくなる。
きみくんとの思い出のキーホルダー。
でもこれでいいんだとも思う。
もう戻っちゃだめなんだ。きみくんはもう
りんちゃんと今を楽しんでるんだ。
もう戻れない。
何で戻れることなんて期待してたんだろう。
る｢わたしも前むかなきゃなのかなぁ｣
え｢るなちゃん?｣
びくってなって振り向いたら、さっきの
eighterさんがいた。
え｢濡れたままじゃ風邪ひくよ笑｣
る｢そうだね笑｣
赤のピンをしたeighterさんと中に入って
タオルで拭いた。
え｢どうせ5人と仲良いことへの嫉妬でしょ笑｣
え｢懲りないよね〜。あの天音もやばかったもんね?笑｣
え｢ほんとほんと!今年1番やばいやつだったよね〜笑｣
いいや。そういう事にしとこう。
eighterさんは、天音の時みたいにならないかって
心配してくれた。ありがとうね。
にしてもテレビで見てる時から、あまり
好きじゃなかったけど、ほんとに嫌な奴だなぁ。笑
テレビではいい子って感じにしてるけど、
裏ではやばいやつなんだなって思った。
きみくんが変なことさせられてなければって
心配するわたしは、まだきみくんが好きで
好きで仕方ないんだ。
スマホが鳴って、画面を見たら
章大から電話だった。
2階に上がって電話に出た。
章｢なぁるなちゃん。ディズニー行かへん?｣
る｢ディズニー!?行きたすぎる!｣
普通に行きた過ぎて、即答しちゃった。笑
章｢ほな俺と行こうや!｣
る｢いやでも、わたしeighterだし｣
章｢俺がるなちゃんと行きたいねん｣
る｢わかった。いいよ｣
電話越しに喜んでる章大。
可愛いなと思いながら、電話を切った。
eighterだし遠慮したかったけど、今回はいいか。
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作者名：あらしちゃん | 作成日時：2020年2月18日 22時
