Love so sweet 【You.Y】第4章 (ページ41)

今日:12 hit、昨日:7 hit、合計:2,218 hit

Vol.191 裕side ページ41

すばるがめっちゃるなって言うんやけど。
どないしたんや!
めちゃくちゃ反応してもうた。
やっぱ俺にはるなしかおらんねんな。
やすが俺のって言うた時、嫌やって思ってもうた。

でも俺なんかとおっても、幸せになんて
絶対なれへん。やすの方がええ。
やすならきっとこんな最悪な突き放し方なんて
絶対しやんと思うから。
やすのとこ行った方がええんや。
俺やなくて、やすにしときや。
俺なんかが、やすのになっても文句言えへん。
守りたいだけやのに、結局傷つけてもうた
俺なんて。

隆｢また暗い顔してんで｣
裕｢ごめんな｣
隆｢おもろい動画見つけてん!一緒に見ようや!｣
移動車の中で、隣におったまると
まるのスマホの動画を見た、
久々にこんなに笑ったわ。めっさおもろいわ。笑

亮｢横山くんにはやっぱ笑顔が1番やん｣
信｢せやな。落ち込んどるとこなんか似合わへんぞ｣
裕｢みんなありがとうな｣
やっぱり関ジャニ∞ってええなぁ。
メンバーってええな。このメンバーが関ジャニ∞で
ほんまによかった。
今の俺にとってやっぱり、メンバーとおる空間が
1番のオアシスやし、落ち着ける場所や。
隣にるながおってくれればもっとなぁ。
なんて考えてまうこともあるけど。

今日の仕事が終わって、また少し憂鬱になる。
るなの時は帰る家も楽しみやったのに。
鍵は空いとる。やっぱおるんかあの女。
るなやったらええのに、
｢おかえり｣って言うて抱きついてきたのは、
やっぱりりんやった。
脅してまで俺と付き合うて、幸せなんか?
ほんまに心から、幸せなんか?

り｢りん悲しかったな。大倉さん怖かった｣
自分が悪いんやろ。
俺は大倉に感謝しとるで。
り｢腹立つ。せっかく裕くんに会えて嬉しかったのに。ラブラブしてたのに｣
裕｢大倉のこと悪く言うなや。メンバーの悪口言う奴嫌いやで｣
り｢だってりんのこと追い出して気に入らないんだもん笑｣
裕｢は?｣

こいつ、気に入らへんからって俺の大切な
メンバーの悪口言うなや。
そもそもメンバーとおる幸せな空間まで
邪魔されて不愉快やったし、大倉が
追い出してくれて、嬉しかってんけど。
りんは服を肩まで脱いで、俺に抱きついてきた。
り｢りん、裕くんが不足してるの｣
裕｢は?｣
り｢りんのこと抱いて?｣
裕｢誰が抱くか｣

それだけは嫌や。こんな奴抱きたない、
抱くのはるなだけがええ。
りんはまた不気味に笑う。その笑みを見る度に
あの写真が思い浮かぶ。
俺はため息を漏らして、仕方なくりんを抱いた。