Love so sweet 【You.Y】第4章 (ページ37)

今日:2 hit、昨日:7 hit、合計:2,208 hit

Vol.187 裕side ページ37

ほかのメンバーも続々と来て、
最後はヒナとやすも戻ってきた。
り｢裕くーんっ!｣
裕｢は?｣
ヒナとやすだけやと思ったのに、なんでおんねん。
なんでこんなとこでも会わなあかんねん。
メンバーとおる空間が、唯一の安心出来る
オアシスやねんけど。

り｢ちょうど同じ局にいたから来ちゃった!｣
裕｢来ちゃったちゃうやろ｣
無理して笑ってみせた。
メンバーも知ってるわけやし。
り｢全然紹介してくれないんだもん。りん拗ねちゃう｣
裕｢勝手に拗ねてろ｣
り｢裕くんひどーいっ、りんが可愛いから照れてるんでしょ｣
裕｢は?シンプルにどこが可愛ええん?｣

あっ。本音言うてもうた。笑
多分相当イライラしてたんやろな。
楽屋にまで来られたら腹立つわ。そもそも
お前なんか大嫌いやねん。
るなやったら、いくらでも楽屋来てくれて
ええねんけどな。みんなも喜ぶやろし。
でも、｢eighterやから｣って遠慮してんねん。
そういうとこが大好きやねん。
考えるのはるなの事ばっかや。るなの事を
忘れた日なんて1日もない。

り｢申し遅れましたっ。裕くんの彼女の岡田りんですっ｣
隆｢そかそか笑よろしゅう笑｣
忠｢横山くん?笑彼女おるのに何その顔笑｣
裕｢はっ!?なんでもないで笑｣
忠｢幸せなん?笑｣
り｢幸せですっ。毎日イチャイチャしてるもんっ。ね?｣
忠｢お前には聞いとらんわ。横山くんに聞いてんねん｣
り｢冷たくないですか～?笑｣
当たり前やろ。←

ラブラブなフリしてなあかんのかもやけど。
流石に好きでもない女が、楽屋にまで来られたら
ムカつくんやけど。
お前の顔なんか見たないねん。
るなやったら、こんなストレスたまらへんけどな。
りんは、俺の腕に絡みついて
懲りずに話しかけてくる。
メンバーとおる時ぐらい、お前でてくんなや。
忘れさせてや。

忠｢なぁ、そろそろ出てってくれへん?｣
大倉がりんを俺から引き剥がして、
ドアの前まで引っ張った。りんはキョトン顔で
大倉を見上げてた。
忠｢いくら彼女でも、楽屋まで来られたら迷惑やねんけど｣
り｢裕くんは嬉しそうだよ?｣
忠｢どこがや。全然嬉しそうに見えへんけど。都合のええ解釈しとるやつなんて、横山くんは嫌いやで｣

半分強引に楽屋から押し出された。
忠｢横山くん大丈夫?｣
裕｢ごめんな。大倉｣
忠｢当たり前やん!｣
なんの気があってか、俺の頭を
ポンポンしてきた大倉。
忠｢一人で抱え込まんといてな｣
大倉は優しく微笑んで、まるのとこに行った。
大倉の言葉に泣きそうになった。