Love so sweet 【You.Y】第4章 (ページ32)

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Vol.182 章大side ページ32

仕事が終わったあと、マネージャーに
カフェの近くまで送ってもらった。
今日もるなちゃんに会いたくて来たんやで!
カフェに入ると、もう顔なじみの5人が
笑顔で迎えてくれた。

智｢やすまた来てくれたの?｣
雅｢お仕事お疲れ!｣
一言声をかけてくれる相葉ちゃんとおおちゃんに
お礼を言うて、店内を見回した。
るなちゃん、おらへんな。
章｢るなちゃんに会いたいんやけど、おる?｣
和｢るななら2階にいるよ｣
章｢行ってもええ?｣
和｢いいよ。あっちに階段あるから｣
章｢ありがとう｣

厨房の後ろにある階段を上って、2階に上がった。
ええ感じに綺麗やん。
こんなええ感じのとこに住んでたんやな。
るなちゃんの部屋は、ドアにあるネームプレートで
すぐにわかった。
事務所のコメントも出した後や。
やっぱりショックやんな…。
ノックして部屋に入ったら
るなちゃんうずくまって、泣いてた。

章｢るなちゃん。安田章大やで｣
る｢やす…なんで?｣
るなちゃんは顔を上げて、俺を見た。
涙でぐしゃぐしゃやん。横ちょの奴…。
俺の好きな子こんなに泣かせよって。
日サロ連れてったろか。
章｢るなちゃんに会いに来てん!｣
る｢そっか｣
章｢ずーっとここにおるで。俺がずっとるなちゃんの隣におる｣

まだ泣き止まへんるなちゃんの肩を
そっと抱き寄せた。
章｢泣いてええよ。好きなだけ泣いたらええ。俺は離れたりせんから｣
俺やったら、突然嫌いになったりせんよ。
永遠に生涯ずっと好きやって誓える。
永遠にるなちゃんを想ってんねん。
るなちゃんだけを、ずっと見てんねん。
だからるなちゃんも、横ちょやなくてさ
俺を見てや。

る｢やす…ごめんね｣
章｢謝らんでええの!るなちゃんは悪ない｣
る｢ありがとう｣
るなちゃんの部屋には、横ちょのグッズは
飾られてへんくて、ダンボールがあるだけやった。
きっと今のことがなかったら、
飾ってたんかなぁ。
ちょっとだけ胸が痛いねんな。
いつしか俺のグッズを、いっぱい
飾ってくれたらええなぁ。
なんて考えながら、まだ泣くるなちゃんを
強く抱き締めた。

る｢わたし…、なんか悪いことしたのかな…｣
章｢るなちゃん｣
る｢直して欲しいところあったのかな…。きみくんのためならいくらでも直すけどな笑｣
涙声で詰まりながら、無理に笑って話す。
る｢ウザイって思わせちゃったのかな…｣
章｢るなちゃん、無理に笑ったらあかん｣

こんなに優しい子に悪いとこなんてないわ。
尚更疑問やで。なんでなん…横ちょ。