Love so sweet 【You.Y】第4章 (ページ27)

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Vol.177 裕side ページ27

すばるはずっと隣におってくれた。
何も言わずに、そっと肩に手を置くだけやった。
ほんまは、メンバーがるなの話聞いてくるん
凄く嬉しいねん。
俺もるな大好きやし、みんなもるな大好きやから
話したなんねん。笑
今だってほんまは、昨日あんなことしたとか
デートの約束したとか、話したいねん。

るなの話を聞かれる度に、胸が痛くて
メンバーにも冷たく当たってまう。
メンバーもるなも、何も悪ないねん。
今でも昨日の事のように思い出す、
るなの悲しそうな顔。
あんな顔させたなかった。
嫌いやなんて言いたなかった。
今すぐにでも、好きやて言うて
抱きしめたりたい。

るなに会いたい。
りんにキスを迫られようが何されようが
俺からるなが離れた時なんて、1秒たりともない。
心の中にはずっと、るながおんねん。
1ミリも消えへん。るなへの思い。
るなやないとあかんねん。
こんなにも、るなが好きやのに。
なんでやねん。

でも、これだけ好きやから守りたいんや。
傷ついてほしないねん。
eighterは優しい人が多いけど、過激な人はおる。
るなはカフェもやっとるし、テレビも
来たことある。
あの写真もはっきり顔が映っとる。
りんがカフェにおることも知ってるなら、
場所も知ってるはずや。
速攻であのカフェに危害が及んで
るなが傷つく所なんて、1ミリも見たないねん。

あの可愛らしい笑顔を奪いたない。
ずっと笑顔でおって欲しい。
せめてeighterではおって欲しいなんて、
おこがましい願いはせんけれど
せめてずっと、その笑顔を無くさないで欲しい。
奪いたないねん。
るなが天音から、俺の大切な関ジャニ∞を
必死で守ってくれたように、俺もるなの
大切なもんを必死で守りたいねん。

せやから、あいつに従ってるなに
冷たくするしかないんや。
それしか出来ひんって辛い。
他に方法あらへんのかな。
ほんまは離れたない。でも守るためには
離れなあかん、
もうずっと、会えへんままなんかな。
るなが笑顔でおってくれるなら…。
俺よりもっとええ奴と、俺の大好きな笑顔で
笑っててくれたら…。

｢きみくんっ!｣
裕｢はっ!?｣
るな!?って思って
勢いよく顔上げたから、後輩もびっくりして
俺を見てた。
るなやないんかい…。って
ちょっぴり思ってもうた。
後｢いきなり本名で呼ぶから｣
す｢せやせや!笑｣
後｢すみません先輩笑｣

裕｢ええよ笑｣
きみくんって呼んで抱きしめて、
にっこり笑うるなが、何よりも誰よりも
世界で1番愛おしいねん。会いたい。